佐渡のお寺の維持について考える


長谷寺 佐渡

先日、畑野の商工会でセミナーをしました。
講師謝礼金を頂いたわけですが、そのお金の一部を長谷寺(ちょうこくじ)に信者としてお布施いたしました。

理由としては二つ。
一つは、長谷寺にお客様をお連れして住職がご案内してくださり、いつもお世話になっているから。
一つは、大変素晴らしいお寺なので、自分も何かしらこのお寺に貢献したいから。

住職に電話で連絡して、ご在宅かどうかお聞きし、お寺に伺いました。
お布施の旨を伝えると、「諸堂・伽藍並びに境内整備勧募受付」という用紙をお持ちいただき、そこに名前と住所、願意、金額を記入するところがあり、そちらを記入。お金と一緒に住職にお渡ししました。

長谷寺 仁王門

住職からお聞きしたのですが、このご時世でお寺の維持に関しては大変であるとのこと。
人口が減っていく佐渡島ではなおのこと大変で、お寺の収入源である葬式や、年忌などの法要が減っていくわけですから、お寺の維持管理どころか住職の生活すら大変。
由緒あるお寺の宝物も、佐渡市指定の文化財にして保護してもらおうにも、佐渡市もお金がないので指定はされない。

長谷寺には国、県指定文化財が沢山あり、国指定文化財(十一面観音三体)、県指定文化財が7件、県指定天然記念物2件、国登録有形文化財が15件。その他にも文化財としての価値あるものがいっぱいあるわけです。

十一面観音 長谷寺

こういったお寺の宝物の維持管理も、実際大変で、盗難防止や、修繕修復などにも経費がかかるし、建物の維持管理がかかるわけです。
檀家が少なれけば、当然一軒あたりの負担金も多く、長谷寺のような由緒ある大きなお寺になれば、維持管理もさらに大変なようです。

インターネットで「お寺の維持」と検索するといろいろと世の中のお寺の大変な事情がおわかりいただけるかと思います。

佐渡で拝観料を頂いているお寺は、根本寺だけで、五重の塔のある妙宣寺(みょうせんじ)、紫陽花咲き誇る蓮華峰寺(れんげぶじ)、牡丹で有名な長谷寺(ちょうこくじ)、この3つの観光需要の高いお寺はいずれも拝観料をいただいておりません。
観光バスが立ち寄るお寺ですが、もう少しお賽銭をいれてくれるように、ガイドさんたちも協力しないといけませんよね。

長谷寺 富田住職

私が知り合いをガイドで長谷寺にお連れすると、富田住職はいつも快くお寺のご案内をしてくださいます。時間があまり無いと言うと、足早にハイ次、ハイ次、とご案内してくださるのですが、お客様は説明を聞くのがやっとで、お賽銭を入れて拝む暇もなく・・・見ていて勿体無いと思う次第。無料でご案内していただき、さらにお賽銭も無しでは、ご案内した私としても申し訳ない。

暗闇体験をしても、お金はいただいていないわけです。
なので、私が出来ることといえば、お寺にお賽銭を入れる時は5円ではなく、50円・・・いや100円を入れるようにする。
佐渡のどこかの地区で講演に呼ばれた際の講師謝礼金は、その地区のお寺や神社にお布施する。
知り合いをガイドする際には、謝礼金をご用意する。

今までは正直、お寺や神社のお賽銭は5円や10円を入れておりました。
(そんなに沢山入れると勿体無いという気持ちもあり・・・)
今後は佐渡のお寺に感謝しつつ、お寺の維持に少しでも協力出来ればと思っております。

合 掌

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