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佐渡島の海岸に生息する神秘の光を放つウミホタル


ウミホタル

皆さんはウミホタルをご存知でしょうか?
ウミホタルといっても、東京湾にあるパーキングエリア「海ほたる」のことではありませんよ?ウミホタルは海中にいるプランクトンの仲間で、顎脚綱(がくきゃくこう)、貝虫亜綱(かいちゅうあもく)、ミオドコパ上目、ミオドコピダ目、ウミホタル科ウミホタル属に属する甲殻類です。学名はVargula hilgendorfiiで、英語ではSea-fireflyといいます。

佐渡の方にウミホタルのことを聞くと、夜光虫と混同されている方が多く、正しくはウミホタルと夜光虫は別物です。ウミホタルは動物性プランクトンで目視が出来る程の大きさ、夜光虫は植物性プランクトンで500μ(0.5mm)以下で目視が出来ません。またウミホタルは砂浜のわりと浅い海岸に棲んでいるので、岩場の海岸にいるのは夜光虫です。光り方も夜光虫は自ら発光しますが、ウミホタルは光る液体を射出するので、その液体を触ると数秒間青く光って見えます。

ウミホタル

上の写真はウミホタルを撒いて光の液体を手で伸ばしたものです。ウミホタルは日中は砂の中に隠れているのですが、夜になると行動する夜行性です。海の底にいる底生生物(ベントス)で、普段は海の底に沈む生物の死骸などを餌にしている海のお掃除屋さん。淡水が多く交じるところでは生きられないので、大きな川の側などにはいません。また、照明などが強いところや満月の時などには、あまり活動しません。

時期的には5月から10月ぐらいまで見られます。出来るだけ暗い新月に近い日で、波が少ない時が見やすいでしょう。

ウミホタル

ウミホタルが光るのは交尾の為や、捕食者から逃げる為とも言われています。発光物質は基質ウミホタルルシフェリンと酵素ウミホタルルシフェラーゼで、海中の酸素と反応して光ります。また、乾燥したウミホタルの死骸ても体内に有した酵素で光ります。

ウミホタル

写真はウミホタルを採取して海岸に撒いて撮影したものです。昔は砂浜の波打ち際にキラキラと光るウミホタルが見られたのですが、今では少なくなりました。佐渡島内では真野湾で見られます。おそらく対馬海流の当たる西側だからこそ生息しているのだと思われます。

ウミホタル

上の画像はウミホタルのマクロ画像です。実寸は1〜3mm程度の大きさです。左上に見えるオレンジ色のつぶつぶはウミホタルの卵で、殻の中で育てます。黒く見えるのは目で、右下の個体から出ているのが足です。

ウミホタルを採取した様子の動画(4K)

ウミホタルのマクロ動画(4K)

ウミホタルはキレイな海にしか生息していません。また飼育は大変難しいので、持ち帰っても育てることは余程の機材がないと出来ません。
こんなにキレイなウミホタルをぜひ見てもらいたいので、ウミホタルが見れる場所の地図を掲載しておきます。機会がありましたら、ぜひ夜行ってみてください。

ウミホタル鑑賞の際の注意事項
・海岸には蚊がいますので、しっかり虫除け対策しましょう。
・足元を照らす懐中電灯を用意しましょう。
・海に落ちないように十分気をつけましょう。
・ウミホタルを採取しても海に逃してあげましょう。

当館からウミホタルが見れる海岸への地図

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夜の青の洞窟が光る不思議なナイトカヤックツアー


ナイトカヤック

琴浦にある小木ダイビングセンターでは、青の洞窟でシーカヤック体験ができるツアーがあるのですが、ナイトカヤックというツアーがあるとお聞きし、これはぜひ行ってみないとということで、予約してみました。

この日は天候や海のコンディションも良く、最高の条件の下ツアーに参加したわけですが、夜空には満天の星空と天の川がくっきりと見えており、海は凪で波もほとんど無い状態。月の出も22:00頃だったので申し分ない条件。

天の川と青の洞窟

ツアーが開始されるのは20:00スタートですので、当館で18:00頃にお夕食を食べ始め、19:20頃に当館を出発すれば間に合う感じでした。
準備としては濡れても良い格好と、着替え、お財布さえあればあとはすべて貸してくれます。到着するとまずライフジャケットを着用し、持ち物はすべて置いていきます。というのも、真っ暗闇で落とし物をしても回収が難しいからです。あとヘッドランプも貸してくれるのでご安心を。

ナイトカヤック

パドルの使い方やカヤックの漕ぎ方などの説明があり、いざカヤックに乗り込み真っ暗な海へと漕ぎ出します。まず青の洞窟と呼ばれる(琴浦の竜王洞)へ向かいます。パドルを漕ぐと水面がキラキラ光るのですが、これは夜光虫の光。これまた美しいわけですが、夜空を見上げると天の川や星々のキラメキが美しい。360°どこを見ても美しい。

インストラクターの方から洞窟には静かに入りましょうという指示のもと、カヤックで洞窟の中に入ります。ここであることをすると、洞窟が青く光るのですが、これは体験した人じゃないとわかりません。写真で撮影しようと試みてはみたのですが、肉眼でしか確認出来ない美しさでした。
一緒に行ったメンバー全員感嘆の声。今まで未体験な不思議な出来事に、感動しきり。

光る青の洞窟

光る青の洞窟を後にし、「沖ぷか体験」へと繰り出します。カヤックを漕ぎ沖まで行くと、カヤックから真っ暗な海へとジャボン!っと飛び込みます。(ライフジャケットを着用しているので、心配はいりません。)すると、あたり一面キラキラと夜光虫の光が見えて、ここでも全員が感動。バタ足をしたり、平泳ぎで水中を掻くと、夜光虫がキラキラと光ります。まるで水の中が宇宙になったような感じ。

夜光虫は海の植物性プランクトンのことで、衝撃を受けると光る性質があります。この夜光虫と戯れつつ、沖でぷかぷか浮かびながら夜空を見上げると満天の星空。まさに宇宙に漂うかのような体験が出来ます。

再度シーカヤックに乗り込み、陸に戻りシャワーを浴びて着替えて終了。こんな素敵な体験が出来るなんて、佐渡島ってなんて素敵な島なんだろうと改めて思いました。8月のお盆前にぜひ体験してもらいたいところではありますが、開催については小木ダイビングセンターにお問い合わせください。これは地元の人も島外の人にも超絶おすすめのツアーです。

料金はお一人様6000円+消費税です。雨天や波が高い場合は中止のようですので、前日には天気のチェックを怠らないようにしましょう。

お問い合わせ
小木ダイビングセンター
〒952-0606 新潟県佐渡市琴浦225-2
TEL&FAX 0259-86-2368

当館から小木ダイビングセンターまでの地図

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佐渡金山の新コース無名異坑(山師ツアー)


佐渡金山無名異坑

2018年4月からオープンした無名異坑コースに行ってきました。ここは上級者向け(マニアックでモノ好きな人向けw)の山師コースという、予約しないと入れないガイド付きのコースです。
通常は「宗太夫坑」コースで、こちらは江戸時代の坑道を掘っている様子を再現した人形がいるコース。地元の方は遠足などで行ったという方も多いですし、新潟県内の方なら小学校のときに修学旅行で訪れたという方も多いです。「道遊坑」コースは佐渡島内の方でも行ったことがないという人の方が多い、明治~昭和にかけての坑道の様子を公開したところ。

あとはガイド付きの予約しないと行けない2つのコースがあり、「ガイド付き世界遺産ツアー」と「ガイド付き山師ツアー」です。
世界遺産ツアーは既に行ったことがあったので、このガイド付き山師ツアーを申し込みました。

無名異坑
無名異坑

こちらは事前に予約が必要で、4月~11月まで入れます。一組2~10名までの制限があります。
坑道内は水たまりもあり、長靴が無いと歩けないのですが、長靴、ヘルメット、軍手、ライト、服が汚れないように雨合羽を佐渡金山の方が用意してくれます。この日は私達だけで貸し切りツアーでした。
料金は大人2400円、中学生1200円で、所要時間は100分程度だそうですが、私達は大切山の坑道は既に入ったことがあるので、大切山はパス。
佐渡金山の山師探検ツアーで大切山抗の坑道内へ探検!(佐渡世界遺産になる前に急げ!)

無名異
無名異

入り口から入ると、早速鉄分を含んだ赤い岩や土が見えてきました。
無名異焼は金鉱石を溶かすため、炭に空気を送る羽口と呼ばれるパイプの部分に使われました。人間国宝の伊藤赤水さんは元々は羽口屋さんだったそうです。

坑道
白カビ
白カビきらきら

坑道に入るとところどころが、白くキラキラしているものが見えるのですが、これは白カビだそうで、その白カビに坑道内の湿気が水滴となって付いて、ライトの明かりでキラキラ光って見えるようです。このキラキラしているのが、本当に綺麗なのですが、まぁカビです。

線路
トロッコ用線路

坑道内はトロッコの線路があり、鉱石を運んでいた当時を彷彿とさせます。前日雨だったせいか、ぬかるんだ感じになっており、長靴が無かったらきっと泥だらけでしょうね。また、壁もしっとりと濡れている感じですので、迂闊に触ると泥が付きます。カバンなどが付かないように気をつけましょう。

坑道内ランプ

ここで、当時のランプの明かりがどれぐらいだったのかというのを、体験します。燈明皿も無名異焼で作られています。この燈明は流石にろうそく並の明るさですから、これだけで坑道内を歩くのは非常に困難。時代とともに、灯りも進化してより明るく、遠くまで明かりが届くようになっていきます。

キクガシラコウモリ

坑道内にはコウモリがいるとのことでしたが、このコースは遭遇率は高そうです。ちなみに、キクガシラコウモリに出会えました。

無名異焼

坑道の中程に差し掛かると、無名異焼の作品が並べられ、無名異の土のサンプルも置いてありました。この土は門外不出で佐渡島外へ持ち出しが禁止されております。焼き上がった無名異焼の作品はお買い上げいただき持ち帰りが出来ます。無名異の土は昔は薬としても用いられ、血止め、胃腸薬などで使われたそうです。

坑道出口

この中程のところでは、「ほ~らいら、ほ~らいら♪」とやわらぎという歌が聞こえてきます。どうやら、宗太夫坑の出口付近が直下らしく、下から歌が聞こえてきます。ぐねぐねと入り組んでいるので、方向感覚がわからないのですが、無名異坑の入り口からググっと左側にある宗太夫坑の出口へと歩いていったのですね。

ダンジョン
ダンジョン

坑道はまだまだ続き、ガイドさんの説明を聞きながら進みます。途中ヘルメットを何度かぶつけてしまいましたが、身長が高い人は気をつけてください。勢いよくぶつかれば首やられますので・・・。

トロッコ
トロッコ

線路に頓挫しているトロッコ。明治時代のものと思われますが、朽ちた感じが時代を感じさせます。ここに鉱石を山盛りに積んで鉱夫たちが手押しで運んだのでしょうね。

鉱石
坑道入口

このトロッコが置いてあるところらへんが、一番奥らへんでして、そこから元の道を引き返していきます。滅多に来れない(二回来ようという人は中々いないと思われますが)ので、もう一度よ~く目に焼き付けつつ撮影しながら引き返します。

金鉱石

最後記念にということで、金鉱石をいただきました。
数に限りがあるかも知れませんので、欲しい!という方はぜひこの山師コースをご予約ください。もしくは売店に販売している金鉱石をお買い求めください。

佐渡金山公式HP
http://www.sado-kinzan.com/
〒952-1501 新潟県佐渡市下相川1305番地
電話:0259-74-2389 Fax:0259-74-3235
営業時間 4月~10月 / 8:00~17:30 11月~3月 / 8:30~17:00

当館から佐渡金山の無名異坑コースへの地図

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