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深山に棲むといふ幽霊に会いに -ギンリョウソウ-


佐渡の深山に出現するという幽霊を見たくて、車で大佐渡山脈へと向かいます。その山には数多く棲んでいるようで、5月下旬から6月中旬頃まで見ることが出来ます。

1番簡単に見れるのがドンデン山の青ネバ登山道らへんが良いかも知れません。
しばらく歩いていると・・・ほら、出ました!

ユウレイタケ

別名ユウレイタケと呼ばれる銀竜草(ギンリョウソウ)です。葉緑素を持たないので光合成をしません。腐生植物という仲間で、ベニタケ属菌類と共生して樹木が光合成で得た養分を菌類から得る植物です。学名はMonotropastrum humile。
以前はイチヤクソウ科だったのですが、APG分類体系ではツツジ科に分類されたようです。

ギンリョウソウ

触ってみると以外に固く、玉ねぎのような感じの水分を含んだパリっとした感じの手触り。落ち葉の間からニョキニョキっと出るこの姿は、歩いているとすぐ目につきます。先端を見ると黒いまんまるの花の中心が見えます。

銀龍草

銀竜草

目玉のおやじのような様相ですよね。

幽霊茸

腐生植物

この時期にしか出逢えない植物です。
深山のユウレイに会いに行ってみませんか?

当館から青ネバ渓谷入口までの地図

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新潟県のレッドデータ絶滅危惧二類の大白髭草(オオシラヒゲソウ)


オオシラヒゲソウ

佐渡でも局所的にしか見られない、大白髭草(オオシラヒゲソウ)を見に深山へと足を運びました。
オオシラヒゲソウは新潟県のレッドデータリスト(絶滅危惧種のリスト)で、絶滅危惧二類に指定されています。

日本海側の山奥にしか自生がなく、水の流れるひ岩場の上などに生えています。
近縁種の白髭草(シラヒゲソウ)よりも大型で、草丈は20~30cmぐらいになります。

シラヒゲソウ

ウメバチソウの仲間で、咲く時期も環境も似たような感じです。科名はユキノシタ科。
多年草で毎年同じ所に群生しています。今年は少し数が増えたのか、それとも今年が花時期ぴったしに見れたのか、去年よりも花付きが良かったです。

この自生地までの道のりが険しく、しかも前日にかなりの降雨量だったので斜面も崩れやすく、歩きづらいぐらいし長靴は泥まみれ。
落差2mぐらいの沢を登ったり、40°ぐらいの斜面を登ったり降りたり。
それでも、花に出会えるとその苦労も吹っ飛ぶぐらい喜ばしいんですよね。
懐かしい人に逢いに行く・・・そんな心境かも知れません。

自然観察指導員

連れ添いは自然観察指導員の女将(笑)
花を撮影しつつ、帰りにはなめこに出逢いつつ・・・自生地を後にしました。

天然なめこ 原木 自生

佐渡の秋は食べ物も美味しいし、トレッキングするにも涼しいし、紅葉や秋の花にも出逢えます。
妙見山は松虫草(マツムシソウ)の大群生!晩夏のお花見トレッキング
ぜひ!秋の佐渡にお越しください♪

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超希少種 鴎蘭(カモメラン)の自生地確認


カモメラン

佐渡の花にも掲載されていない希少種カモメランの自生地を確認しました。
割りと群生はしているものの、そのうちの花を付けているのはわずか、4~5株程度。
なるほど、国のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類に指定されているだけはある。

また、角度80~90度ぐらいの斜面を降りていくような、林の中にあるので、盗掘するにも覚悟を有する場所です。

佐渡の亜高山帯でダイモンジソウが生えているぐらいの、やや湿り気のある林の下に数十株。
6月下旬から7月上旬にかけて開花していたと思われます。

カモメラン

卵型の葉っぱからは、花茎が立ち上がり2~3の花をつけていました。
足場の悪いところでの撮影だったので、片手持ちでピント合わせもままならないような状況で撮影していると、カメラのレンズを入れていたリュックが崖から転落し・・・数メートル先まで落下。
いやぁ自分じゃなくて良かった・・・と肝を冷やしました。
本当に危険なところなので、ご案内は出来ないですね。

花時期も短く、開花にタイミングを合わせるのは難しいかもしれませんね。
今回の花の出会いに感謝!!

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