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佐渡の固有種サドアザミは10月ぐらいが見頃

サドアザミ

佐渡島には様々な動植物の固有種が存在します。10月頃にドンデン山でよく見かけるこのアザミの花が固有種のサドアザミと呼ばれている植物で、総苞片という花の後ろのトゲが多く反り返らないのが特徴。ややうつむき加減に花を咲かせます。日当たりの良い斜面でよく見かけます。
1985年にナンブアザミの島嶼型(とうしょがた)として「サドアザミ」と命名されたそうです。ちなみに環境省のレッドデータで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

サドアザミの葉っぱ

葉っぱはやや厚めで、棘もナンブアザミより多い。若葉の時には葉っぱを天ぷらや油炒め、湯がいて食べます。

サドアザミの花

割りと大型なので目立ちます。花を付けるとうつむき加減に花を咲かせます。
アザミの花言葉は数多く、「独立 報復 復讐 満足 安心 厳格 権威 守護 孤独 触れないで 人間嫌い 素直になれない恋」とその姿のとおり、トゲトゲしい感じの花言葉です。

サドアザミのトゲ

10月のこの時期は花も少ない時期ですので、トレッキングのお客様も少な目なのですが、秋は秋の山の楽しみ方があります。
これからどんどん紅葉が綺麗になっていきますし、空気が澄んで星が綺麗に見えたり、海産物や果物、新米など、食べ物が美味しい時期ですし、秋祭りで鬼太鼓が見れるかもしれませんし、トキも探しやすくなります。

野生の放鳥トキの写真を撮るなら秋でしょ!朱鷺色が綺麗な秋がおすすめな3つの理由

ぜひ、秋の佐渡の山に訪れてみてはいかがでしょうか?

当館からドンデン山への地図

佐渡でオオコノハズクに出逢った日

オオコノハズク

佐渡のドンデン山は夜景スポット、雲海スポットとしてよく夜中に撮影に行くのですが、この日はラッキーな事にオオコノハズクに遭遇。一年以上前に撮影したのですが、まだブログにアップしていないのをつい忘れており、せっかくなのでお披露目しておきます。撮影日は2016年7月20日の22:00頃。ほんの数分間ですが車のライトに照らされたオオコノハズクが木の枝に止まっていました。カメラ本体のISO感度32000とかなり高めでの設定ですので、画像がザラついてはいますがなんとか撮影。

オオコノハズク

オオコノハズクといっても、想像しているよりも小さくて、20cmあるかないかぐらい。漢字で書くと「大木葉木菟」となりますが、最後の木菟=ミミズクのことなんですよね。耳がついているように見えるフクロウのことを大抵ミミズクというそうです。

オオコノハズク

こちらに気づきました。なんだかガン見されています。

オオコノハズク

流石猛禽類といった目つきです。夜行性の鳥類では食物連鎖のトップになるフクロウ。
そんなオオコノハズクに出逢えるとは限りませんが、ドンデン山で4回ほど遭遇しています。両津梅津から入川に抜ける山道の木の枝か、もしくはガードケーブル(ガードレールのような)の上に留まっていることが多いです。
山道はかなり勾配もありますし、雪がちらつく11月後半には入山が出来なくなる可能性がありますので、ぜひ撮影に行ってみてはいかがでしょうか?

当館からオオコノハズク出現ポイントまでの地図

ドンデン山で星空撮影会 眼下に広がる雲海の下の夜景が幻想的過ぎる!

ドンデン山夜景

この日は佐渡の写真の巨匠たちに囲まれつつ、ドンデン山へと足を運びました。
巨匠たちのブログはこちら→ガシマ2 -photo Life- 佐渡の四季+α
先日サドノウサギの記事をアップしてからの続きになります。あれから随分日が経ってしまいましたが・・・ご了承ください。

既にドンデンへの星空なぞ忘れ去ってサドノウサギの姿に感動し、夢中でシャッターを切っていた私ですが、巨匠たちに遅れすぎて心配をかけるといけないので、軽トラックだというのにキュルキュルキュルーーーっとタイヤを鳴らしながら、ドンデンのワインディング・ロードを走ります(笑)

正直なところ、加茂湖に広がる両津の夜景と星空が撮れればいいや。なんていうあまり期待もせず、ノウサギ撮れたから既にご満悦な私でしたが、ドンデン山荘へ到着するとその気持ち一変。ごめんなさい、ドンデン山ナメてました。ホントごめんなさい。こんな風景見たこと無い!!!

この日の午前中はぐずついたお天気で、パラパラっと雨も振ったり、半分雲に覆われているようなそんな微妙な天気だったのです。それがどうでしょう!佐渡の真ん中にあたる国仲平野に雲が集まり、雲海を形成。その雲海の下からライトアップするかのごとく、加茂湖、金井、佐和田らへんの町の明かりが見事に雲海を照らしていて、なんとも言えない幻想的な風景が広がっているではりませんか!!

ドンデン山の雲海と夜景

正直この景色を撮影するのに夢中で、星空どっちでも良くなっていました。
見事に写真にそれが反映された形になっております。。。
ということで、雲海以外は巨匠たちの写真をご覧いただきたいです。

ドンデン山からの天の川

眼下に広がるライトアップされた雲海。そして小佐渡の山々の向こうには新潟の夜景。天には天の川流れる広大な宇宙が広がっています。こんな景色が見れるとは正直思いませんでした。この機会をいただいたFacebook友達と巨匠たちに感謝するとともに、この景色をブログをご覧になっている方々にもお伝えしたい!

天の川

この日は空気も澄んでいて、天の川が肉眼でも綺麗に見れました。
夜中になかなかこの山の上まで車を走らせる人はいないでしょうけど、この苦労の甲斐があってか素晴らしい景色を見ることが出来ました。何でもやってみる!行ってみる!って大切ですよね。
ドンデン山からの夜景も素晴らしいし、星空も素晴らしい。それ以上に雲海はもっと素晴らしかった。