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超希少種 鴎蘭(カモメラン)の自生地確認

カモメラン

佐渡の花にも掲載されていない希少種カモメランの自生地を確認しました。
割りと群生はしているものの、そのうちの花を付けているのはわずか、4~5株程度。
なるほど、国のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類に指定されているだけはある。

また、角度80~90度ぐらいの斜面を降りていくような、林の中にあるので、盗掘するにも覚悟を有する場所です。

佐渡の亜高山帯でダイモンジソウが生えているぐらいの、やや湿り気のある林の下に数十株。
6月下旬から7月上旬にかけて開花していたと思われます。

カモメラン

卵型の葉っぱからは、花茎が立ち上がり2~3の花をつけていました。
足場の悪いところでの撮影だったので、片手持ちでピント合わせもままならないような状況で撮影していると、カメラのレンズを入れていたリュックが崖から転落し・・・数メートル先まで落下。
いやぁ自分じゃなくて良かった・・・と肝を冷やしました。
本当に危険なところなので、ご案内は出来ないですね。

花時期も短く、開花にタイミングを合わせるのは難しいかもしれませんね。
今回の花の出会いに感謝!!

銀蘭(ギンラン)と笹葉銀蘭(ササバギンラン)と祐舜蘭(ユウシュンラン)の違い

銀蘭(ギンラン)

こちらは銀蘭(ギンラン)です。
当館近くの山にも結構の群生が見られました。
里山の木陰のある斜面の下らへんにポツポツっとあったりします。

笹葉銀蘭(ササバギンラン)

こちらは笹葉銀蘭(ササバギンラン)です。
笹の葉っぱのようにシュッとなっていますね。銀蘭よりも葉っぱが長ければ笹葉銀蘭と思って良いです。
銀蘭よりも大きめなので、見つけやすいです。

祐舜蘭(ユウシュンラン)

銀蘭よりも葉っぱが極端に短いのは、祐舜蘭(ユウシュンラン)です。
こちらは滅多に見ることがないです。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

5月の下旬になると、あちこちで野生ランに出会えます。
佐渡はまだあちこちに自生地が残っており、大変素晴らしい土地だなぁと改めて思います。