ツイッターを見ていたら鳥類学者の方のツイートでこんなのを見つけた。
JA佐渡米の要件として「ネオニコチノイド系農薬の不使用」が追加された。本当にスゴイことだと思うのでもっと知ってほしい。
子供の脳の発達異常、水田生態系の悪化、鳥の生殖能力低下などが指摘されているのに使用が中止できないのが日本の現状。佐渡米は日本一安全でおいしいコシヒカリなのだ。 pic.twitter.com/eteHEBj7Sr— RANGER (@narcissina) 2018年8月4日
農家をしていないにも、ネオニコチノイド系農薬が生態系に及ぼす危険性については、ニュースや知り合いのSNSの投稿などで見てはいました。特に齊藤農園の齋藤真一郎さんが一生懸命取り組んでいたので耳にはしていました。調べてみると2013年頃から廃止したのだとか。ちなみに齋藤真一郎さんはWikipediaにも掲載されている有名農家さん。
そして13年連続食味「特A」で現在連続記録としては日本トップ。(昨年魚沼産コシヒカリは連続28年特AがAランクに)これも凄いのですが、除草剤を使わないから田んぼの畦道は綺麗に緑色をしています。そのかわり、農家さんたちは草刈りをしなくてはならず、夏の暑い時でも早朝の涼しい時や夕暮れ時になると、田んぼに出かけて草刈りをしています。手間はかかるけど生き物たちは住みやすくなり、結果安全で美味しいお米になるのかもしれません。
JA佐渡 特別栽培米農林水産省新ガイドライン
環境にやさしい農業の島だからできる農法【生きものを育む農法(生物多様性農業)】
「生きものを育む農法」とは、農薬や化学肥料を削減するだけでなく、朱鷺を中心とした豊かな生態系を守り、生きものが暮らしやすい水田環境を作り出す農法です。
具体的には、
・化学農薬・化学肥料の減・・・従来の慣行栽培方法の5割減以上とする。
・生きものを育む技術・・・冬期湛水、江の設置、魚道の設置、ビオトープの設置等の取り組み
・生きもの調査・・・年2回の田んぼの生きもの調査の実施
これらの要件を満たすお米が「朱鷺と暮らす郷」米になります。(佐渡市による認証制度「朱鷺と暮らす郷認証制度」)
さらに、美味しさを追求し、タンパク含有率6.2%以下が、認証米要件に加わりました。(平成25年産米より)
– 上記JA佐渡より抜粋 –
普段何気なく食べている佐渡産コシヒカリですが、当たり前の味の裏にはこんな農家さんたちの努力があるんだよなぁと知るきっかけになりました。
朱鷺に棲んでもらいたい。その一心で様々な研究者も佐渡に来て農家さんたちと一緒に取り組んだ努力の賜物。それが世界農業遺産(GIAHS)の登録にも繋がったんですよね。
皆さんも普段食べているお米を佐渡米に切り替えたくなったのではないでしょうか?ちょっと試してみたい!と思ったら取り寄せてみてくださいね。
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