2026年3月13日
全国広しといえど、珈琲豆を自家焙煎する宿はどれぐらいあるのだろう?

当館では数十年前から珈琲豆を自家焙煎しております。
この焙煎機は4台目。1台目はメーカーは忘れましたが、300gぐらいの電気式の焙煎機。2台目はFUJIROYALの煎っ太郎という500gぐらいの焙煎機。3台目はパスタ鍋を釜にした香煎工房の1kg焙煎機。4台目はこのFUJIROYALの1kg焙煎機。
何故珈琲豆を焙煎し始めたのかというと、佐渡島という離島では大手コーヒーメーカー(キ◯コーヒーとか、U◯Cとか)などから業務用として取り寄せても、イマイチ鮮度も悪く、保管も悪いので、酸化してしまっていたり、ブレンド的にあまり良い豆を使用していないせいか、味も好みではなかったので、これはもう焼くしか無い!と焙煎の本を買い漁り、焙煎機を購入して試行錯誤の上焼き上がったのを飲んだところ、今まで飲んでいたものとは雲泥の差で仕上がりました。

今ではもっと高品質な豆を購入していて、パナマのEL Bambito農園(エルバンビート農園)の豆を仕入れています。ベストオブパナマの常連でもあり、高品質な豆を育てる農場が立ち並ぶパナマで、トップになるのは本当に凄いことで、一気にオークションで値段が跳ね上がります。
標高1650m〜1800mの高地で冷涼な気候と火山性土壌が育むパナマ産ゲイシャ品種は、フルーティな味わいで香りがジャスミンやベルガモットなどの柑橘系のエレガントな感じ。
そんな高品質なパナマ産ゲイシャ豆をFUJIROYALの焙煎機で丁寧に焙煎した後、瓶に詰めて冷蔵庫にて保存しています。そしてコーヒーの提供方法は、おそらくあまり見ないであろうフレンチプレスで提供しています。

このフレンチプレスで提供する理由はいくつかありますが、一番はコーヒーの香りや旨味を余すこと無く抽出出来るからです。ペーパードリップのコーヒーは好みではあるのですが、どうしても豆の油分(旨味成分)を紙が吸着してしまうのと、紙にニオイがついてしまう場合があるからです。
このプレス式のコーヒーの提供方法に変えてから、お客様の評価は高くなり、「砂時計が落ちるまで待っている間も楽しい!」「他所で見ない淹れ方でワクワクする!」など見た目的にも評価が良いようです。
コーヒーを飲む時間も好きで、何よりその時間を美味しいコーヒーで過ごしたい!という店主のこだわりから焙煎が始まったわけですが、全国広しといえども、宿で自家焙煎をしているところはそんなに無いだろうなと我ながらマニアックな性格であると自覚しています。
当館にお越しになりましたら、ぜひそのマニアックなコーヒーをご賞味いただきたいと願っております。
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番頭プロフィール
店主は佐渡の季節の絶景を写真に収め、書籍やパンフレット、ポスター、テレビなど各種メディアに佐渡の写真を提供している佐渡PRフォトグラファーでもあります。