佐渡島の絶景旅!おすすめの絶景スポット20選

佐渡 絶景

佐渡島は日本の数ある島の中でも大きく、地元の人でも把握しきれていない絶景スポットが沢山あります。そんな佐渡島のおすすめ絶景スポットを、島内各地を沢山撮り歩いている地元フォトグラファーがご紹介いたします。

【佐渡の絶景スポット目次】
絶景島-1 まるでラピュタの遺跡!?「北沢浮遊選鉱場跡」
絶景島-2 映画の舞台にもなった大杉並木の参道がある古刹「清水寺」
絶景島-3 日本の農村原風景残る「岩首昇竜棚田」
絶景島-4 日本最大の浮島のある山奥の伝説の池「乙和池」
絶景島-5 断崖絶壁の国指定天然記念物「平根崎の波蝕甌穴群」
絶景島-6 佐渡にも青の洞窟が!?青く澄んだ海の洞窟「竜王洞」
絶景島-7 秘密にしておきたい神秘の青い入り江「虫谷の入江」
絶景島-8 千と千尋の神隠しのワンシーン「矢島経島のたらい舟」
絶景島-9 高所恐怖症の方絶叫必須の絶景橋「長者ヶ橋」
絶景島-10 吉永小百合さんのCM撮影スポットで有名な「宿根木」
絶景島-11 まるでウユニ塩湖の天空の鏡「万畳敷」
絶景島-12 日本最古の現役の鉄造灯台「姫埼灯台」
絶景島-13 草原を彩る山吹色の花群生地「大野亀のトビシマカンゾウ」
絶景島-14 大佐渡の山奥にある末広がりの名瀑布「黒滝」
絶景島-15 珍しい滝のリフレクションが撮れる「大ザレの滝」
絶景島-16 厳しい自然が創り出す深山の美術作品「大佐渡石名天然杉遊歩道」
絶景島-17 新緑も紅葉も美しい!妙見山のブナ林「おしん林」
絶景島-18 北欧のフィヨルドに匹敵する海岸景勝地「尖閣湾」
絶景島-19 対岸の新潟の夜景まで見える「ドンデン山荘からの夜景」
絶景島-20 夜中の海で天体観測をする佐渡のモアイ「人面岩」

絶景島-1 まるでラピュタの遺跡!?「北沢浮遊選鉱場跡」

佐渡 北沢浮遊選鉱場
佐渡金山 産業遺産

北沢浮遊選鉱場
佐渡金山が栄えた頃、1938年に建設された東洋一の浮遊選鉱場跡です。「まるでラピュタの遺跡のようだ!」と言われております。ここに当時設置されていた空中ケーブルカーが、現在スキー場で使われているリフトの原型になったということを知る人は少ないです。総源寺というお寺から撮影すると俯瞰構図になりますが、真正面から撮影するのもジブリ感が出て良いです。

北沢浮遊選鉱場への地図

絶景島-2 映画の舞台にもなった大杉並木の参道がある古刹「清水寺」

佐渡 清水寺
佐渡 清水寺 紅葉

清水寺
新穂大野の山に佇む、杉並木の参道が素敵な古刹。救世殿の舞台から望んだ前方にアケボノの木と言う根元に黄金が埋めてあると言う黄金伝説があります。SADOTEMPESTという映画の舞台にもなった素敵な佇まいではありますが、荒廃がすすみ廃寺のような様相になっています。清水の舞台のような掛け造りは奈良の長谷寺に模したとされています。

清水寺への地図

絶景島-3 日本の農村原風景残る「岩首昇竜棚田」

佐渡 岩首昇竜棚田
佐渡 岩首昇竜棚田 星景

岩首昇竜棚田
佐渡の南東に位置する岩首集落の棚田です。機械の入れない曲がりくねった小さな田んぼがいくつも重なり、棚田美を形成しています。最上部(標高約350m)には見晴台もあり、棚田の景観を一望出来ます。早春の田んぼの水鏡の時に、夜天の川が横たわる時を狙って撮影すると良いと思います。かなり狭い農道ですので、自信の無い方は佐渡棚田協議会に相談してください。

岩首昇竜棚田への地図

絶景島-4 日本最大の浮島のある山奥の伝説の池「乙和池」

佐渡 乙和池
佐渡 乙和池 紅葉

乙和池
金北山のスカイラインを登り、林の中の小路を奥へと進むとひっそりと佇む池があります。池の中央には日本最大の高原湿原性浮島があり、新潟県の天然記念物に指定されています。新緑の時期、紅葉の時期がおすすめです。また、秋にはこの池の近くに光るキノコのツキヨタケが生えます。

乙和池への地図

絶景島-5 断崖絶壁の国指定天然記念物「平根崎の波蝕甌穴群」

佐渡 平根崎の波蝕甌穴群
佐渡 平根崎

平根崎の波蝕甌穴群
国指定の天然記念物に指定されている、平根崎の波蝕甌穴群。この海底には温泉が吹き出ているところがあり、ダイバーが卵を持参して茹で卵を作っている人気のスポット。断崖絶壁の景勝地ですが、足元には十分注意して撮影しましょう。波の高い日は近寄らない方がいいかも。

平根崎の波蝕甌穴群への地図

絶景島-6 佐渡にも青の洞窟が!?青く澄んだ海の洞窟「竜王洞」

佐渡 青の洞窟
佐渡 青の洞窟

青の洞窟(竜王洞)
佐渡の南西に位置する小木の琴浦にある洞窟。ここは地元では青の洞窟と呼ばれる洞窟があります。近くにある小木ダイビングセンターではシーカヤックの貸し出しもしているので、ぜひシーカヤックでこの青の洞窟を堪能してみてはいかがでしょうか。お昼頃が海に日差しが当たり、一番青く見えると思います。

青の洞窟(竜王洞)の入り口への地図(小木ダイビングセンター)

絶景島-7 秘密にしておきたい神秘の青い入り江「虫谷の入江」

佐渡 虫谷の入江
佐渡 虫谷の入江

虫谷の入江
佐渡の南西にある小木の矢島経島のすぐ近くですが、地元の人でも入り口が非常にわかりづらい。辿り着くと神秘的に青く煌めく海の色にひたすら心癒されます。あまり人が来ない所でもあり、まるで貸し切りビーチのようです。天気の良い日は、透き通るような南国の海の色です。小木ダイビングセンターのシーカヤックか、力屋観光汽船のモーターボートで来ることをおすすめします。

虫谷の入江への地図

絶景島-8 千と千尋の神隠しのワンシーン「矢島経島のたらい舟」

佐渡 矢島経島
佐渡 たらい舟

矢島経島
佐渡はたらい舟保有台数が世界一。そんなたらい舟に乗れる矢島経島の海は、透き通るような透明度の高さで、魚の泳ぐのが真上から見えます。赤い太鼓橋が印象的なフォトジェニックな風景。千と千尋の神隠しの千がたらい舟を漕ぐシーンのようです。また、今では絶滅してしまった双生矢竹が生えていた矢島では、源頼政が鵺退治に使う矢に使用したという伝説があります。

矢島経島への地図

絶景島-9 高所恐怖症の方絶叫必須の絶景橋「長者ヶ橋」

佐渡 長者ヶ橋
佐渡 深浦

長者ヶ橋
高さ40mの橋桁から見下ろす海岸は、透明度が高く、藻が生える様子が本当に美しい。8月を過ぎた頃には、水面いっぱいのミズクラゲがぷかぷか浮いているのが見えることも。橋桁の各所には、佐渡宿根木出身の幕末の地理学者「柴田収蔵」の世界地図が描かれています。深浦の漁村の眺望もまた素敵です。

長者ヶ橋への地図

絶景島-10 吉永小百合さんのCM撮影スポットで有名な「宿根木」

佐渡 宿根木 三角家
佐渡 宿根木 夜景

宿根木の重要伝統的建造物群保存地区
JRのCMの撮影地でもある宿根木の三角家。ここは吉永小百合さんが佇み、ポスターにもなっている所としても有名。船大工の技術が結集した宿根木の町並は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。最近では宿根木の入江でたらい舟に乗ることも出来ます。撮影するなら昼間の雰囲気も良いのですが、私は敢えて夜の宿根木をおすすめ。

宿根木への地図

絶景島-11 まるでウユニ塩湖の天空の鏡「万畳敷」

佐渡 ウユニ湖 万畳敷
佐渡 万畳敷 天の川

万畳敷
小木半島の沢崎鼻灯台から少し下り、神子岩を少し通り過ぎたところにまるでウユニ塩湖のような天空の鏡があります。風の無い日には特に絶景スポットになります。青空よりは少し白いくっきりした雲がある日や、夕日の時なども良いのですが、夜満天の星空の下訪れると、水面に映し出された星々が見事です。

万畳敷への地図

絶景島-12 日本最古の現役の鉄造灯台「姫埼灯台」

佐渡 姫埼灯台
佐渡 姫埼灯台 夜景

姫埼灯台
日本で現役の鉄造灯台としては最古であり、「世界灯台100選」や「日本の灯台50選」にも選ばれている。新潟から佐渡汽船の船に乗ると、船内放送で「本船はただいま姫埼灯台を過ぎ、両津湾内に入りました。」と佐渡の人なら誰しも聞いたことのある灯台の名前。晴れた夜に行くと、満天の星空を照らす灯台を撮影出来ます。

姫埼灯台への地図

絶景島-13 草原を彩る山吹色の花群生地「大野亀のトビシマカンゾウ」

佐渡 大野亀 カンゾウ
佐渡 トビシマカンゾウ

大野亀
大野亀は5月下旬から6月中旬頃にかけて咲く、トビシマカンゾウの群生地として有名です。草原を山吹色に染めるカンゾウは見事で、青空のもと、緑、黄色と初夏の色合いを楽しませてくれます。ちょうど同じ時期にイワツバメたちが訪れ、海岸を飛び回っているのが見れます。ちなみに大野亀は日本三大巨岩のひとつですが、他の二つは不明のまま。

大野亀への地図

絶景島-14 大佐渡の山奥にある末広がりの名瀑布「黒滝」

佐渡 黒滝
佐渡 黒滝

黒滝
大佐渡スカイラインから林道を入り、ひたすら下ったところに、末広がりの滝が涼し気な音を立てて出迎えてくれます。道中はかなり整備が行き届いていないので、地元のガイド無しには厳しいスポットですが、冬場の凍りついた黒滝も大変素晴らしいとか。私はまだ見たことがないのですが、いずれチャレンジしてみたいと思います。

黒滝へのおおよその地図

絶景島-15 珍しい滝のリフレクションが撮れる「大ザレの滝」

佐渡 大ザレの滝
佐渡 大ザレの滝

大ザレの滝
佐渡の北に位置する海府大橋のある下に流れる名瀑布。この滝は海からほど近く、風の無い日には川のたまりのところには逆さ滝が映り込みます。落差約70mの大ザレの滝は橋の上からは見ることが出来ず、海まで降りてようやく見れます。冬には北からの冷たい風に晒され氷瀑となるとか。

大ザレの滝へ降りる道のおおよその地図

絶景島-16 厳しい自然が創り出す深山の美術作品「大佐渡石名天然杉遊歩道」

佐渡 天然杉
佐渡 石名天然杉

大佐渡石名天然杉遊歩道
大佐渡の山には1000m級の山があり、雪深い上に北からの風はかなり厳しく、風上には枝を伸ばせず風下の方だけしか枝が生えていない木がいくつもあります。そして湿った重たい雪に耐えるべく、木の枝はマンモスの牙のように地を這うような様相となります。遊歩道はウッドチップを敷いて歩きやすくはなっているものの、山ですのでお気をつけください。

大佐渡石名天然杉遊歩道への地図

絶景島-17 新緑も紅葉も美しい妙見山のブナ林「おしん林」

佐渡 おしん林
佐渡 ブナ林

妙見山おしん林
白雲台より登山道を上がり、標高約900mぐらいのところにある妙見山のおしん林。日本海の湿った雪の重みでまっすぐ伸びたブナは殆ど無く、根曲がりしているブナの生命力満ち溢れる樹形。5月半ば頃の新緑の時期にはねずみ色した樹皮の色に緑が映えてとっても美しく、早春の山野草も見れます。秋の紅葉もまた美しいのでどちらもおすすめ。

白雲台への地図(妙見山登山道入り口)

絶景島-18 北欧のフィヨルドに匹敵する海岸景勝地「尖閣湾」

佐渡 尖閣湾
佐渡 海中透視船

尖閣湾揚島観光遊園
北欧のフィヨルドのような入り組んだ入江がいくつもあり、自然の海岸美と透明度の高い紺碧の海が織りなすこの地のベストスポットは「揚島観光遊園」の展望台。夏になると一面のひまわり畑があり、海とひまわりの夏らしい情景を楽しみに多くの撮影者が訪れます。揚島観光遊園の遊覧船に乗り、この海岸美を海から撮影するのもおすすめ。ただし、海が荒れていない時推奨。

尖閣湾揚島観光遊園への地図

絶景島-19 対岸の新潟の夜景まで見える「ドンデン山荘からの夜景」

佐渡 ドンデン山 夜景
佐渡 雲海

ドンデン山
標高890mからの両津湾に広がる夜景が満喫出来るスポットで、遠く対岸の新潟市内の夜景も見れます。標高があるので光害の影響は少なく、星空とともに夜景が撮影出来ます。時期によっては漁火が湾内を明るく照らし、撮影しにくい場合もあります。秋には条件が良ければ夜景によって照らされた光る雲海が見られます。

ドンデン山荘への地図

絶景島-20 夜中の海で天体観測をする佐渡のモアイ「人面岩」

人面岩
佐渡 人面岩 星景

人面岩(立岩)
角度によって人の顔に見える岩。佐渡島のモアイとも称され、親しまれています。星空の下、長時間露光で撮影すると、人面岩が北極星を眺める構図で撮影出来ます。車通りのある国道に面しているので、比較明合成の方が綺麗に撮影出来るかも知れません。写真は2時頃の車通りが少ない時間帯を狙って長時間露光で撮影しました。

人面岩への地図

佐渡島は海に囲まれた島であるが故に、何処の風景を切り取っても絶景なところが多く、この他にも紹介しきれていないスポットが多数あります。今回ピックアップしたところは、期間限定や時間限定のところではなく、いつ行っても素晴らしい風景であるというところを重点的にチョイスしました。ただ、この絶景20選はとても一日で回れるものではありません。季節、時間によってガラリと景色が違って見えます。ぜひ何度も訪れてあなただけの風景に逢いに来てください。

佐渡PRフォトグラファー 伊藤ヨシユキ

あめやの桟橋

こちらからも購入可能です。
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