ろうそく揺らぐ灯りの中での観能もまた格別です。かつてろうそくが屋内の照明だった時代、多くの能舞台では、このわずかな灯りをたよりに演じられてもきました。
ろうそくの明かりが、幽玄を一層濃く感じさせるような効果をもたらす、新しい演出手段としてよみがえったのです。
「何かを減らす」ことで、本来の魅力が濃く現れる。これがろうそく能の魅力です。
世阿弥所縁の地・正法寺で今年も「ろうそく能」が行われます。宗教学者・能楽評論家の山折哲雄先生をお招きしての講演、能の演目は「山姥」。
寺院本堂の中、ろうそくの灯りをともして行われる能を体感下さい。
日時/平成25年6月22日(土)開場18:00 開演18:30
会場/佐渡市泉「正法寺」本堂
●講演「世阿弥と弾」
講師 山折哲雄 (宗教学者・能楽評論家)
●能「山姥 -杖の型-」
監修・重要無形文化財指定 本間英孝
その他
表千家流友の会による呈茶「配所の月」おもてなし席があります。
(16:00~18:00)
観覧料
一般席 2,500円
(全席指定・入場定員あり)
お問い合わせは
主催 佐渡の能を識る会事務局 0259-63-3181 まで
(社)佐渡観光協会 0259-27-5000