小倉の物部神社の鬼太鼓

物部神社法被

4月15日開催の小倉の物部神社祭典に行ってきました。昼間は小倉の集落に行ったら太鼓の音も聞こえず、後で聞いたら畑野の街中に遠征に行ってたり、山の上の集落に門付けに行ってたりと、遠いところから門付けに行っているみたいです。夜になると小倉の集落に散らばっていた鬼たちが戻って来て門付けをし、最後に宮入りをします。

物部神社

この日は桜も満開で、境内がライトアップされてとても美しく雅な佇まい。田んぼの代掻きが終わって水鏡になっていたら、映り込みが綺麗だろうなぁとは思いましたが雨上がりだったので、若干映り込んでくれました。

物部神社

手水鉢も映り込みが綺麗でした。流石時間になると人がいっぱい集まってきますが、二年前でしょうか、訪れた際にはもっと沢山の人が集まっていたように思います。おそらく15日が日曜日でいろいろな行事と重なった故に人が分散したのかなぁと思います。

小倉の獅子

小倉のお祭りは宮入の際に鬼たちと獅子で、鳥居前で行ったり来たりします。入ろうとする獅子、それを止める鬼。その駆け引きを数回繰り返した後、勢いよく獅子が拝殿えと駆け込みます。

小倉の獅子

小倉まつり

この日は観客も少なかったので場所取りも余裕があり、良いポジションを取れたのでバッチリ撮影出来ました。たまに他人のフラッシュで白飛びした写真になったりもしましたが。

物部神社

ISO感度をググっと上げてISO8000、F1.8の開放で撮ってやっと追いつく感じ。辺りは照明があるとはいえ、動きの早い鬼を追いかけるのはなかなか厳しいです。。。

小倉鬼太鼓

小倉の鬼太鼓の特徴は、動きが早いのと、太鼓にアタックするところ。飛んだり跳ねたりするので、フラッシュを焚いたとしても、4組の鬼がずらりと並んで合計8人で踊りますのでフラッシュの光が手前から奥まで行き渡らないという撮影条件の厳しい被写体。しかし、このずらりと勢揃いした鬼の勇壮な踊りを撮り逃したくないですよね。

小倉鬼太鼓

少しアングルを低く構えて、境内のライトアップを光源として使いつつ、後はカメラとレンズの性能頼り。被写界深度が浅いのは仕方がないので、手前から奥までばっちりピントが合ってはいませんが、満開の桜をバックにずらりと勢揃いした小倉鬼太鼓の舞いが撮影出来ました。

小倉鬼太鼓

小倉鬼太鼓

最後は鬼と太鼓が一例してご挨拶。
本当に素晴らしいお祭りでした。中にはお祭りに合わせて帰省したり、有給休暇をとったりして元地元の方にも声掛けして、参加してもらっているとか。

小倉鬼太鼓

関係者に聞くと来年は15日じゃなくなるかもしれない、日曜日の方が参加しやすいからという意見も出ているようです。他の地域も日曜開催の所が若干増えつつあります。
祭りの担い手は大事です。鬼になれば稽古も必要ですしね。ただ、地域が一つになり、このお祭りを運営しているのを見ていると、「しかたねぇ」なんて言いつつも、どこか嬉しそうにしているような気がします。
お祭りはその地域のアイデンティティでもあると思っています。
ぜひ佐渡のお祭りを見に来てみてはいかがでしょうか?

当館から小倉・物部神社までの地図