タグ別アーカイブ: 世界農業遺産

佐渡島ご当地パズル「岩首昇竜棚田」を作りました

岩首昇竜棚田パズル

佐渡島ご当地パズル「北沢浮遊選鉱場跡」に続く第二弾!岩首昇竜棚田のパズルが完成いたしました。本来はジオパークのパズルを作ろうと思っていたのですが、尾畑酒造のクラウドファンディング「佐渡島の棚田の風景を守る日本酒を。老舗蔵の伝統と挑戦。」がスタートするとのことで、それに合わせて岩首昇竜棚田のパズルを先に作ろうと急遽予定を変更。

前回と同様にパズルの購入費の一部は寄付する予定です。寄付先はもちろん岩首の棚田の風景を守るため岩首談義所へ。つい先日、岩首昇竜棚田パズル完成のご報告とダンボール一箱分のパズルを棚田仙人こと、大石惣一郎さんにお届けしてきました。
棚田仙人 大石惣一郎

このパズルの元絵となったのは岩首昇竜棚田の展望台からの朝日が登る風景。田植えが終わったばかりの田んぼに、朝日のやわらかな光が差し込み、あたりがピンク色に染まった一日の始まりの瞬間。本当に美しい景色だったので、みなさんに見てもらいたい!そんな想いから元絵にチョイスしました。真ん中に見えるシンボルツリーになっているのは佐渡市の木アテビ。一時期はこのシンボルツリーも棚田の景色に邪魔ということで、切るという話もあったとか。昔からある岩首の自然の風景の一部として守ろうということになったようです。

岩首棚田パズル

こちらのパズルですが、当館および、レストラン&バーこさど、尾畑酒造、佐渡汽船両津港ターミナル売店、新潟港ターミナル売店、西三川ゴールドパーク、佐渡UIターンサポートセンターにて販売しております。
ネット販売は尾畑酒造オンラインショップにて販売中です。

佐渡島ご当地パズル取り扱い店舗様

佐渡島ご当地パズル 3500円(税別)
岩首昇竜棚田
 500ピース
サイズ 縦380mm✕横530mm
のり、のり用スポンジ付き

※売上の一部を岩首棚田保全事業(岩首談義所)へと寄付させていただきます。

ご当地パズル

新種・固有種のサドガエル(学名:Rugosa susurra)の画像と動画

サドガエル

世界農業遺産に登録された佐渡島の田んぼで見つかった新種のサドガエル。
日本の本州や近隣離島で、カエルの新種が発見されたのは22年ぶりだそうです。
学名はRugosa susurraで、ラテン語で「ささやく」の意味。サドガエルのオスが春から初夏にかけての繁殖期に、ささやくような鳴き声でメスを呼ぶのだとか。

サドガエル

ツチガエルと似ているのですが、特徴の違いとしては、顎に斑点がほとんど無いのと、体全体が滑らか、鳴き声が違うこと、オスには鳴嚢(めいのう)がない、お腹から後ろ足にかけて黄色い。

サドガエル

「ギューン、ギューン」という鳴き声で、鳴くこのサドガエル。
撮影したかったのですが、なかなか見つからず・・・地元の農家の方から縁があって撮影のためお借りいたしました。
矢田農園さん、ありがとうございました!

ツチガエル

こちらはサドガエルの動画です。
実は私・・・カエルが苦手でして・・・水槽越しで特徴がわかるように撮影。
手で持って撮影すればもっと鮮明だったとは思うのですが・・・。

ちなみに、佐渡がジアスに認定された理由ですが、
・農業生産システムに「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を導入し、消費者と連携しながら島全体へ拡げていること。
・生物多様性保全型農業と農業経済が連携し、持続的な環境保全体制を構築していること。
・佐渡金山が風景と文化に大きな影響を与え、生物多様性と農業生産活動をはぐくむことによって、農村コミュニティを保全してきたこと。

農家の方が、除草剤をまかずに草刈りをしたり、農薬も残留性の低いものに切り替えたり、田んぼの生き物を育み共存する。
朱鷺を守る活動とともに、生き物も守る活動へ。
そんな佐渡の農家さんの努力の結晶であるお米の価値を知っていただきたい。

このサドガエルや朱鷺を通じて、知っていただけたら幸いです。

関連リンク
ジアス(GIAHS:世界農業遺産)
朱鷺と暮らす郷づくり認証制度(朱鷺認証米)
佐渡生きもの語り研究所

GIAHS認定の佐渡島で小倉千枚田をフォトウォーク

小倉千枚田

GIAHSって何?
「次世代へ継承すべき重要な農法や生物多様性等を有する地域を認定する」制度で、「多様な農業の存在を積極的に評価し、これを維持、活性化することを目的とした仕組み」なんだそうです。
この小倉の千枚田は美しい棚田になっております。この一枚一枚の田んぼをオーナー制にして、維持管理しようという試み。
平成24年度分の「トキの島小倉千枚田農園」(田)のオーナー募集」

まだまだ募集しているようなので、吾こそは!という方は佐渡市にお問合せしてみてください。
ここからの景色は本当に美しいです。

「トキの島小倉千枚田農園」のオーナー募集

立て札にはオーナーの名前が記載されてました。
オーナーの特典は・・・
●小倉千枚田で田植え・草刈り・稲刈りの体験ができます。
●地域との交流イベントに参加できます。(5月中旬は田植え、8月中旬は草刈り、10月上旬は稲刈りを予定)
●小倉千枚田地域で収穫したコシヒカリ玄米(30キログラム)を受け取ることができます。

応募資格は・・・
●小倉千枚田の美しい景観復活と棚田保全に協力いただける方
●非農家の方でご自分で米作りを体験してみたい方
●農家のおじちゃんやおばちゃんと交流してみたい方
そんな思いのある方でしたら、初心者からご家族連れまで大歓迎です。

棚田灌漑

冷たいお水が上から下へ・・・田んぼいっぱいに水を張ります。

八反

この八反で田植えの際に稲の間隔の目安にします。
下の画像のように十文字になっているところに植えていきます。

田植えの八反跡

田んぼの畦には雉がいました。
田んぼの畦に雉

当館からこの棚田までは車で約30分ほどのところにあります。
道中看板が設置してありますので、わかりやすいと思います。
稲が育った6月~7月ぐらいの写真をまた取りに行きたいなぁと思います。

地図はこちら↓↓

大きな地図で見る