レストラン「こさど」が佐渡愛増し増しでリニューアルオープン

実家高知から瀬戸内海、本州、日本海を超えて、佐渡の夫の元に嫁ぎ、3年間住んで現在は新潟市に住むライターのさかもとです。

佐渡にはよく行くのですが、ずーっと思っていることがありました。

佐渡牛を、また食べたい。絶対。

そんな夢を叶えてくれるレストランが佐渡にありました!!!!!

その名も「こさど」!待って!待って!知ってた!行ったことあった!

リニューアルオープンしたレストラン「こさど」

ここ、ここ!

いやいや、ちょっとまって!!!

「こさど」超、生まれ変わってる!!!

地元の、ほっとする雰囲気のノスタルジックな雰囲気、赤いソファのハンバーグが美味しい洋食を食べにくるレストラン!!!

ではなくなってる!!!!

中は????

ぎゃあーーーー!!!

高級観光地にあるワンランク上のオシャレカフェ&レストランみたいになってる!!!!

いやいや、ここは佐渡。

その証拠に、このグリーンを手掛けたのは、佐渡市の真野のご近所の植物店、Silt | シルトさん。

空間の主役となっている壁にたたずむアーティスティックな写真は……佐渡PRフォトグラファーでもある店主の作品。佐渡の「乙和池」なのだそう。

めちゃくちゃ素敵です。佐渡にいたけど、こんな素敵なところ知らなかった。

でも、雰囲気良すぎて子どもと一緒だと来づらいかもと思いきや……

個室もあった!ただ、やっぱり個室もオシャレ―!!!!まるで茶室。

足元の石は佐渡市にある畑野の山からきたものだそう。

こんなに素敵なのに、あちこちに佐渡の景色や息吹を感じる。いい。

きけば、設計デザインは佐渡の北沢浮遊選鉱場のカフェも手掛けた隈研吾建築都市設計事務所の今井博康さんが手掛けたもの。

工事は地元ではあらゆる有名スポットを手掛けてる兵庫工務店で行ったのだそうです。佐渡にちなみまくり!!!

でもオシャレで緊張する!

とか思ってましたが、掘りごたつの足元にはホットカーペットがあってほっこり。よかった、ちょっと落ち着いてきた。

さて、メニューはどうなってるのか。いつものハンバーグはあるのか?見てみましょう。

新生「こさど」のおすすめメニューを聞いてみた

レストラン「こさど」の看板メニュー最初のページは、私が恋焦がれまくった佐渡牛のステーキ。

数年前前、佐渡牛祭りに参加したその日から、私が佐渡のスーパーで探しまくった佐渡牛。

まさか夫の実家から徒歩圏内で予約なしで食べられるお店があるなんて……。

異様に美味しい肉はどうして売ってないのかJAの人にきいたら「都会にいっちゃう」って言われたんですが、その認識は正しくて、

●年間佐渡の子牛が約300頭、競りに出て佐渡牛となるのは毎回全体の1~2割程度
●和牛のオリンピックでは入賞もはたしたこともあるブランド牛
●こさど以外で佐渡牛を食べる場合は旅館の夕食や要予約メニュー

という、観光客でなければめったに出逢えないレアご当地牛でした。

本当に佐渡牛って幻の牛だったんですね。今回は240gを実食することに!

あ、こさどのイメージ、ハンバーグも健在!なんだかほっとする!

子どもが結構食べるので300グラムのジャンボハンバーグをまずオーダー。

和風とんかつも気になるのでオーダー!

ページをめくると佐渡牛100%キーマカレーも発見!オーダー決定!

ホールにあったこさど自家製ケーキも食べたい。

スイーツ大好きファミリーなので、ナツハゼのレアチーズケーキと、佐渡産ゆずのチョコケーキもオーダー。

そしてご当地佐渡番茶プリンファンな義両親は持ち帰りもオーダーしていました!

こさど自家焙煎珈琲も楽しみだし、かわいいハマナスシロップのソーダも子どもたちが喜びそうなかわいいピンク!

新潟にちなんだジンや佐渡の地酒もメニューにあるので、美味しい料理で一杯飲みたい人にもおすすめです。

レストラン「こさど」で佐渡牛を実食!

ずーっと会いたかった、佐渡牛ステーキさん。

塩で食べよう。

切りやすいナイフとフォークは小林工業(LUCKYWOOD)のものなのだそう。

切れ味バツグンからのーいただきます!

ああ、これ、この味。

恋焦がれすぎていたせいで、目を閉じて味わううちに、佐渡の優しい大地で育まれた牛がこちらをむいて「モォオー」と鳴くイメージが脳天を突き抜けていきました(本当です)。

こんなに佐渡にまつわるものにかこまれた中で、佐渡牛を味わう贅沢さよ。

口当たりはやわらかく、口の中に広がる風味豊かで、上品なうまみが幸せをくれます。

食べれば食べるほど、もっと、もっと、もっと食べたい。そう思えるご当地牛。これだよ、これ。

こさど慣れしている夫が「インゲンは?」と探していましたが、リニューアル後は、付け合わせも佐渡産のものを多く使っているそうです。トレッキングで店主が採取したきのこが出る日もあるそう!

さわやかなマッシュポテトもおいしい。

ちょっと脳内トリップしていたので、ほかのメニューもいただきます!!!

佐渡牛100%のキーマカレー。香りが部屋中に広がってすごくおいしそう。

でも、今までに覚えのない、甘さを含んだ香りなんです。わくわく。

お!出ました!米好き新潟県民なら知ってる山崎金属工業のカレー専用スプーン「カレー賢人

まず、ほっかほっかの米がうまい。

佐渡は朱鷺の住む佐渡の田んぼにするために、生物多様性保全型農業を行っているので、減農薬特別栽培米が主流。ベースがすでに、うまい米なんです。

が、こさどで出る米は、新潟県で初の「重要文化的景観地域」に指定された西三川砂金山の清水で育ったコシヒカリ。

でた!私が新潟に来てビビった「あんまり外に出まわらない地元民の知っているおいしい場所の米」。

米だけ食べても満足できそうなうまさです。うまい。うまい。

佐渡はこんな感じで当たり前にワンランク上の「美味しい」があちらこちらにあるんですよね。

カレーは……口の中にピリリが続く……これは、山椒???嗅覚から舌に、刺激が広がりくせになる。やめられない。肉が主役と思いきや、カレー全部が主役でした。

きけば、こちらも店主が山から採取してきた山椒をブレンドしたオリジナルスパイスで出しているのだそう。

温泉卵でまろやかさを挟むのも一興。素揚げされた甘みのある野菜もたまらない。

これだけ食べに、また来たい。リピーターが多いのも納得のキーマカレーです。

そしてこんどは、和風とんかつ!

黄色のかきのもと(食用菊)のお味噌汁も新潟らしい~(新潟市内は紫が多いから黄色新鮮)!

そしてソースじゃなく味噌だれなのが気になります。

こちらの豚肉は、米を筆頭に「新潟のうまい」が集うエリア、新潟県魚沼地区で育った津南ポークを使っているのだそう。

そしてソースじゃなく、味噌だれっていうだけで変化球で私は好き!って思ってたんですが……。

大好きでしたね。もう、今後とんかつは味噌だれで食べたい

スタッフさんも「これ大好きなんです」と教えてくれましたが、完全同意です。創業時からずっとこの味で人気なのだそう。

しっかり濃いめの味噌が、淡白で甘みのしっかりした厚めの肉とハーモニーを奏でます。

なんとこの味噌だれ、地元佐渡の安達味噌を使ってつくっているのだそう。

みそ汁と共に、和風のほっとする味で大満足でした!!!

さてさて、ジャンボハンバーグを食べよう♪

と思ったら、子どもが最期の一口を食べる瞬間でした。

うまいよ?知ってるよ?こさどのハンバーグ、最高だよな!!!

でも、待って、私も食べたかった……と、思っていたら子どもが

「足りないからもう一個」

と、言って来きたので、追加でジャンボハンバーグをオーダー。

2皿目と思えない食いつきの良さ。ね、一口頂戴。

知ってるけど、こさどのハンバーグのおいしさ知ってるけど!

17分かけてじっくり火を通して焼き上げたハンバーグは、お肉がぎーーーっしり詰まっています。

肉ジャンキーな子どもたちの胃袋を掴んで離さない、デミグラスソースと相性抜群のこさどのハンバーグ。ちゃんと健在ですよ!!!

レストラン「こさど」のデザート

ハンバーグを計600gもキッズがたいらげたので、大人はちょとスイーツを味わいますかね、と

●こさど自家焙煎珈琲
●佐渡番茶プリン
●こさど自家製ケーキ
●自家製ハマナスシロップのソーダ

が食後にやってきました。

まず珈琲は、

押して入れるスタイルの「コーヒープレス」を使ったもの。初体験!!!!

苦みが強くなくて、重すぎず、マイルドで飲みやすかったです。

せっかくの自家焙煎なので、豆の美味しさがそのまま最後まで愉しめるこの形式はいいかも。

ナツハゼのレアチーズケーキ、色からもうかわいいですね。

ナツハゼはなじみがないと思ってましたが、まろやかであまいチーズケーキとちょっとした酸味が相性抜群。静かに家族で奪い合いになりました。

次回は各々で頼もうねって言うくらい。すっごく美味しかったです。

そして、こちらの佐渡産ゆずのチョコケーキもチョコの濃厚風味の中に爽やかなゆずの存在感がたまらないデザートでした。

「これ好き」とうちの家族押しの佐渡番茶プリンも、爽やかでかわいい色味の自家製ハマナスシロップのソーダも爽やかでスイーツに合ってました。

パティシエのオーナーが気分で作るケーキとあるので他のシーズンのスイーツも気になります!!!

佐渡の魅力がさらに詰まったレストランに進化した「こさど」

リニューアルでオシャレになった店内におののいたレストラン「こさど」。美味しいメニューはそのままに、素敵な店内で美味しいリニューアルメニューも楽しめて大満足!

佐渡にきたら海鮮を推したくなりますが、間に洋食を挟むなら幻の佐渡牛も味わえるレストラン「こさど」を紹介したいです。

リニューアルオープンしたけど、まだまだレストラン「こさど」の進化は止まらないとのこと。店内外に佐渡要素をプラスしたり、よりお客様に喜んでもらえる料理を目指して改革予定中らしいです!定期的に行くのがたのしみになりそう~!

お酒も飲めるお店なので、もう少し子どもが大きくなった将来は食事のあともゆっくりお酒も飲みたいな~!!!

また行きます!!!