当館のお菓子工房にて作っている「佐渡番茶プリン」は、佐渡産のお茶と、佐渡乳業の牛乳がいっぱい入ったトロトロのぷるんぷるんな、番茶のコクと風味が香る佐渡のご当地プリンです。レストラン&バーこさどにて販売しております。店内でお召し上がりいただけますし、お持ち帰りもOKです。
佐渡乳業の牛乳はパッケージの可愛さだけでなく、味も風味もよく牛乳好きにも評価が高いです。こちらをたっぷりと入れたプリンなので、トロトロでぷるんぷるんな食感になります。番茶は味と香りとコクを最大限引き出すために、粉茶になった佐渡産番茶を使用します。
焼き上がった佐渡番茶プリンは冷まして、黒蜜ソースをかけてお召し上がりいただきます。量的にも多すぎず少なすぎず、80g程充填しています。市販のプッチンプリンが67gですから、それより少し多めとなっています。
原料の佐渡産のお茶の葉ですが、両津地区の潟端・横山・吉井地区で主に栽培されています。こちらは神蔵恵治さんの茶畑で、新芽が出るのが6月頃と8月頃で、二回お茶の葉を収穫することが出来ます。この葉っぱを番茶にするわけですが、番茶というと普段飲みする低級品なお茶を指していて、夏以降に採った三番茶、四番茶を用いたり、製造工程ではじかれた大きな葉っぱを用いられたりします。
佐渡産の番茶は一番茶も二番茶も柔らかい若芽も贅沢に焙じているため、苦味や雑味が少なくスッキリとしたお茶の甘みとコクが味わえます。お茶の生産地としては村上と同様北限地帯であり、普通は静岡や京都や佐賀など温かい地方での栽培が多いようです。
お茶の刈り取りはアーチ状になったバリカンのような機械で行います。大きな袋の中にどんどん入っていき、収穫した葉っぱはすぐJAお茶加工場へと運びこまれます。こちらで破砕、蒸し、乾燥などを行い製品となるお茶へと加工します。
神蔵さんと一緒に加工場の中に入らせていただき、見学させていただきました。お茶の香りがブワッとしつつ、夏の暑さをさらに工場の蒸し暑さが上乗せされたような場所でお茶が作られます。
お茶の葉っぱの揉み加減や、番茶の焙じる加減など最終的には職人さんの目利きで商品へと仕上がっていきます。佐渡番茶の商品が仕上がると、柿の葉茶などの加工もしていたり、他のお茶製品もこちらで加工しているようです。
・さどまるしぇ 佐渡番茶
https://sado-sanchoku.net/index.php?dispatch=products.view&product_id=108
・さどのめぐみっ茶
https://megumittya.com/
・矢田農園 柿の葉茶
https://sadoyata.theshop.jp/items/2004250
・沼垂ビール 佐渡番茶エール
https://nuttaribeer.stores.jp/items/6030a188aaf043223a326f77