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佐渡島ご当地パズル「岩首昇竜棚田」を作りました

岩首昇竜棚田パズル

佐渡島ご当地パズル「北沢浮遊選鉱場跡」に続く第二弾!岩首昇竜棚田のパズルが完成いたしました。本来はジオパークのパズルを作ろうと思っていたのですが、尾畑酒造のクラウドファンディング「佐渡島の棚田の風景を守る日本酒を。老舗蔵の伝統と挑戦。」がスタートするとのことで、それに合わせて岩首昇竜棚田のパズルを先に作ろうと急遽予定を変更。

前回と同様にパズルの購入費の一部は寄付する予定です。寄付先はもちろん岩首の棚田の風景を守るため岩首談義所へ。つい先日、岩首昇竜棚田パズル完成のご報告とダンボール一箱分のパズルを棚田仙人こと、大石惣一郎さんにお届けしてきました。
棚田仙人 大石惣一郎

このパズルの元絵となったのは岩首昇竜棚田の展望台からの朝日が登る風景。田植えが終わったばかりの田んぼに、朝日のやわらかな光が差し込み、あたりがピンク色に染まった一日の始まりの瞬間。本当に美しい景色だったので、みなさんに見てもらいたい!そんな想いから元絵にチョイスしました。真ん中に見えるシンボルツリーになっているのは佐渡市の木アテビ。一時期はこのシンボルツリーも棚田の景色に邪魔ということで、切るという話もあったとか。昔からある岩首の自然の風景の一部として守ろうということになったようです。

岩首棚田パズル

こちらのパズルですが、当館および、レストラン&バーこさど、尾畑酒造、佐渡汽船両津港ターミナル売店、新潟港ターミナル売店、西三川ゴールドパーク、佐渡UIターンサポートセンターにて販売しております。
ネット販売は尾畑酒造オンラインショップにて販売中です。

佐渡島ご当地パズル取り扱い店舗様

佐渡島ご当地パズル 3500円(税別)
岩首昇竜棚田
 500ピース
サイズ 縦380mm✕横530mm
のり、のり用スポンジ付き

※売上の一部を岩首棚田保全事業(岩首談義所)へと寄付させていただきます。

ご当地パズル

第72回新潟県美術展覧会(県展) 写真部門入選

新潟県美術展覧会(県展)入選

第72回新潟県美術展覧会(県展)の写真部門に作品を応募して入選しました。
今年の写真応募総数1846点あり、入選354点のうちの1点ということになります。

作品を応募するきっかけとなったのは、市展を見た時に、ここに飾られたら多くの写真家の方が注目する。そしてその同じ景色を撮りに行きたいと思うはず。という思惑があったので、応募しました。正直なところ、応募すれば誰でも飾られると思っていたら、応募された中から選ばれないと、即作品はお持ち帰りとなるのだとか。およそ、1500点もの作品が誰の目に触れることもなく(あ、審査員は見るか)持ち帰らせるわけです。

県展用に作品を印刷して、専用の額に入れるだけで今回13736円かかりました。その他に出品料として1点につき4000円(学生は3000円)かかります。
写真部門だけで、1846点あったわけですから、その作品の現像料金をトータルすると、32740656円!!凄い金額が出ちゃいましたね。たまたま入選出来たから良かったものの、これ入選出来てなかったらショック大きいです。(自分比)

Facebook上のタイムラインに公開した後、県展の応募規約を見たら既に公開されたものに関しては応募出来ませんという記載があり、SNSで公開したものもダメなのかと諦めたていたのですが、それでも引き伸ばして大きな写真にしようかと思い、カメラのキタムラさんに立ち寄ったら、たまたまFUJICOLORの方がいらっしゃって、県展に応募しようと思ったのですが、SNSで公開しちゃったので諦めました。とお話したところ、「え?大丈夫ですよ。」との回答。それではということで、作品を応募することに相成りました。

提出日も差し迫っていたところ、カメラのキタムラさんにもご迷惑をおかけしつつ、尽力していただきなんとか間に合いそうだということになりましたが、なんと提出日が佐渡ロングライド210の前日と当日という、まったくもって身動きが取れない日でした。事務局に事情を説明したところ、提出日の前日に受理していただくという特別に対応していただきました。(本来は提出出来ないところだったわけですが、たまたま団体受付が個人受付の前の日に行っていたので)
ということで、個人エントリー番号1番という番号をいただいたわけです(笑)

天架ける一本橋

作品の撮影地は岩首昇竜棚田の夜。狙いとしては、棚田の水鏡に星が写って綺麗なんじゃないかなぁということで撮影に行きました。
現地に到着すると案の定真っ暗。月明かりも無い日で、天の川が綺麗に横切り、新潟市街の街明かりが水平線のように広がっていました。狙い通り田んぼの水鏡に星が映り込み、その景色に感動しつつシャッターを切ってみると、以前と樹形の変わった木が一本見えました。
とても気になったので、この木を被写体にしようと、この木を真ん中に据えて撮影してみよう。と長時間露光をしても木が真っ暗。これでは木の存在感が無いなぁとスマホのライトを当ててみると、今度は葉っぱの緑が発色していい感じになりました。おまけに天の川と棚田に架ける橋のようにも見え、また、新潟市街と棚田に架ける橋のようにも見え、自然と街と里山を繋ぐ一本橋ということに見立てて、「天架ける一本橋」というタイトルをつけました。

後で岩首の棚田仙人(大石惣一郎さん)からお話を聞くと、観光関係者からはあの木を切ってしまえと言われたとか。
大石さんは、昔からあるこの木も景観の一つであり、大切にしたい。木を切るのはお断りしたそうです。そんなお話を聞いたので、県展の作品展示が終わった後は大石さんにこの作品を献上しようと決めました。

大石惣一郎

岩首昇竜棚田の景観は本当に素晴らしく、いつまでもこの景色と人の営みが続きますように星に祈りを捧げたいと想います。

当館から岩首昇竜棚田までの地図