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佐渡でオオコノハズクに出逢った日

オオコノハズク

佐渡のドンデン山は夜景スポット、雲海スポットとしてよく夜中に撮影に行くのですが、この日はラッキーな事にオオコノハズクに遭遇。一年以上前に撮影したのですが、まだブログにアップしていないのをつい忘れており、せっかくなのでお披露目しておきます。撮影日は2016年7月20日の22:00頃。ほんの数分間ですが車のライトに照らされたオオコノハズクが木の枝に止まっていました。カメラ本体のISO感度32000とかなり高めでの設定ですので、画像がザラついてはいますがなんとか撮影。

オオコノハズク

オオコノハズクといっても、想像しているよりも小さくて、20cmあるかないかぐらい。漢字で書くと「大木葉木菟」となりますが、最後の木菟=ミミズクのことなんですよね。耳がついているように見えるフクロウのことを大抵ミミズクというそうです。

オオコノハズク

こちらに気づきました。なんだかガン見されています。

オオコノハズク

流石猛禽類といった目つきです。夜行性の鳥類では食物連鎖のトップになるフクロウ。
そんなオオコノハズクに出逢えるとは限りませんが、ドンデン山で4回ほど遭遇しています。両津梅津から入川に抜ける山道の木の枝か、もしくはガードケーブル(ガードレールのような)の上に留まっていることが多いです。
山道はかなり勾配もありますし、雪がちらつく11月後半には入山が出来なくなる可能性がありますので、ぜひ撮影に行ってみてはいかがでしょうか?

当館からオオコノハズク出現ポイントまでの地図

ドンデン山荘からの夜景と天の川

ドンデン山荘と天の川

標高約900mにあるドンデン山荘。標高が高いので街明かりの光害が少なく、夜景と星空を両方楽しめる佐渡の夜景スポットです。
西には天の川が流れ、南には新潟市街の街明かり。月がある時には東から月が登ってきます。今回は月明かりもなく、風も穏やかな感じだったのですが、少し水蒸気が多めな夜空でした。

ドンデン山荘の明かりが少し明るいので、普通に長時間露光で撮影すると明るすぎちゃうので注意です。

ドンデン山荘星景

上の写真はソフトフィルター使用。水蒸気があるので、余計に光が分散して写っています。ちなみに、撮影時間は21:50頃で丁度両津港着船のおけさ丸が到着の時間でした。

ドンデン山荘からの夜景

上の写真はノンフィルター。こちらの方がすっきりして良い感じでした。雲ひとつない星空でしたが、若干雲があった方が絵になる気がします。

ドンデン山荘デッキ

ドンデン山荘は両津港から車で約30分。山道を上がってくる途中に佐渡の固有種サドノウサギや、テンやイタチ、オオコノハズクやトラツグミなど夜行性の動物たちに遭遇することもあります。また、今年は放牧が無かったのですが、例年ですと道路に放牧牛がいたりもします。道路を走行する際には十分ご注意ください。

当館からドンデン山荘までの地図