大佐渡石名天然杉遊歩道の迫力ある自然美

大佐度石名天然杉遊歩道は平成23年5月のオープン以来何回か通っています。
今回は撮影機材も以前より新しくしたので、撮り直すつもりで遊歩道へ。午前中少し雨もパラつき、撮影するには良いコンディションとなりました。雨に濡れると杉の木肌がしっとりとして美しいのと、苔が青々として美しいのです。
毎年5月下旬頃からオープンして、11月頃まで開通しています。相川の石名から登るか、両津の和木から登るか、迷うところではありますが、当館からは両津の和木から登った方が近いです。

大佐渡石名天然杉遊歩道看板

大佐渡石名天然杉遊歩道看板

大佐渡石名天然杉遊歩道看板

大佐渡石名天然杉遊歩道看板

★大佐渡石名天然杉遊歩道での注意点
・遊歩道とはいえ最低でもスニーカー等歩きやすい靴で行きましょう。
・自動販売機等は無いので、登る前に自動販売機か予め持参することをおすすめします。
・遊歩道とはいえ、山ですので念のため寒さ対策(5月や10月、11月は山の上は寒いです)もしておきましょう。
・夏にはハチやアブなども発生する場合がありますので、黒の服装は控えた方が良いでしょう。また虫除けスプレーなどもしておくことをおすすめします。
・駐車場は複数台停められますが、混雑している場合はちょっと下ったところに広くなっているスペースに停めましょう。
・トイレは遊歩道入口に簡易式のものが設置してありますので、済ませてから遊歩道へ行きましょう。
・携帯電話は繋がりにくいので、万が一の場合は電波の通じるところまで降りないといけません。

砂利道

駐車場から遊歩道入口までは徒歩10分程です。砂利道の坂道となっているので気をつけて登りましょう。登り始めの2~3分がきついと思いますので、呼吸を整えつつ休みながら歩くことをおすすめします。遊歩道入口までの間にも素晴らしい天然杉が点在しています。そちらも見ながらお進みください。

天然杉

大佐渡石名天然杉遊歩道入口

入り口入ってすぐお目見えするのが象牙杉。
マンモスの牙のような地を這うように曲がった枝は、厳しい冬の風雪に耐え、雪の重みにも耐え抜いた自然の造形美。どこを見渡してもまっすぐな杉は皆無です。この遊歩道にある天然杉はほとんどが主役級の様相をしています。生命力溢れる木々の力強さに、感動すら覚えます。

象牙杉

象牙杉

天然杉

天然杉

四天王杉入り口

四天王杉

四天王杉

四天王杉

大変申し訳無いのですが、この天然杉の素晴らしさはぜひとも実際にご覧になっていただかないことには素晴らしさは伝えきれません。
ひしめき合うように共存している植物たち、厳しい環境に耐え抜く生命力、折れても曲がっても新しい芽を伸ばし、神社にあるようなまっすぐ生えた大木の杉などは皆無です。曲がった木の幹のところから別の植物が着生していたり、違う木同士が絡み合うように共存していたり、太い枝を地面を這うように伸ばし、そこから芽を出して杉が繋がっていたり、凄まじい生命力に圧倒されます。

原生林

着生のオオイワカガミ

寄生

天然杉の年輪

木道

大黒杉

大黒杉

大黒杉

自然の造形美

杉の原生林

遊歩道の階段

杉の枝の途中からひげ根が出ているところがありますが、積雪によりそこから根っこが出ている場合があります。5月末まで開通しないのも雪深く雪解けが遅いからなのです。名前ついていない杉や他の木々、植物も大変素晴らしいものが多く、ついついシャッターを切ってしまいます。どれを見ても素晴らしく、被写体が多すぎてなかなか前に進めません。

杉の根

根曲がり杉

曲がり杉

シダの着生

原生林

折れ曲がった杉

着生植物

自然造形

繋がった杉

自然林

家族杉

杉のトンネル

こちらが名前が付いた杉では最後の羽衣杉。
地を這うように伸びた杉を天女の羽衣に見立てたのかも知れません。名前は公募して決めたようで、こちらは長崎の方が名付けたものが採用されたようです。

羽衣杉

羽衣杉

原生林

原生林

杉のトンネル

見晴らし台

見晴らし台からの眺望

見晴らし台

いかがでしょうか?
標高約900mの大佐渡石名天然杉遊歩道は朝方や雨の日などに霧がかかることがあります。霧がかかるとより一層幻想的な景色になると思われます。
まだご覧になったことがない方はぜひおすすめいたします。
元気の無い方、自信の無い方、悩んでいる方が訪れたらパワーを貰えるかも知れません。

パンフレットはこちらからダウンロードが可能です
大佐渡石名天然杉 遊歩道マップ(表) 約900kb
大佐渡石名天然杉 遊歩道マップ(裏) 約2000kb

当館から大佐渡石名天然杉遊歩道まで地図