カニ好きな方はぜひ食べて欲しい!佐渡近海で採れた本ズワイガニを、佐渡海洋深層水で短期蓄養したカニを活きたまま直送する。そんなことをやっている施設にお邪魔してきました。この施設は佐渡海洋深層水の分水施設の近くにあり、同じく佐渡海洋深層水を水槽に入れた「佐渡海洋深層水水産施設」です。鮑の養殖や、甘海老の短期蓄養、昆布の養殖なども手掛けています。
カニ漁の解禁は10月~5月ですが、一番美味しい時期といわれているのが11月~2月ぐらい。雄のカニの方が大きくて市場に出回るのも雄のカニが多いです。ただ、雄のカニだけ水槽に入れておくと喧嘩して、足折れの原因になったり弱ったりするそうで、同じ水槽の中に雌のカニも何匹か入れると落ち着くのだとか。
また短期蓄養した後、出荷するわけですが、その間にも新鮮なお魚を卸したものを与えていて、海にいるより贅沢なものを食べていると言えます。餌を投げ込むと、はさみを器用に使ってもぐもぐと食べていました。たまに餌の取り合いにはなっていましたが、食べる姿もなんだか愛しげです。
活本ズワイガニの発送は、佐渡海洋深層水を密閉容器に入れ、水の中でエアレーションをして空気を含ませた後、本ズワイガニを入れて袋に入った氷を浮かべ、温度が変わらないように工夫してあります。一般的には氷を敷き詰めた発泡スチロールに、カニを逆さまにして入れて発送するのですが、この方法だと急激に冷える為に、関節部が折れやすくなるそうです。
まだまだインターネット上でも佐渡産活本ズワイガニの掲載が少なく、なかなか知られていないようで、何処に行けば買えるの?とか、ネットで通販していないの?とか聞かれたことがありますが、基本的には佐渡海洋深層水分水施設にお問合わせいただければ対応していただけると思います。
佐渡海洋深層水分水施設
〒952-0822 新潟県佐渡市多田262番地4
電話:0259-81-2611 FAX:0259-81-2612
営業時間:9時~16時30分
E-mail: sado-dsw@e-sadonet.tv
築地でも評価が高く、以前は越前ガニや松葉ガニの価格が一番高く、カニといえば能登沖というイメージだったのですが、最近では佐渡産本ズワイカニも評価が上がってきており、価格も同等に扱われるようになりました。築地が認めた佐渡産本ズワイガニが何故美味しいか、その理由を4つにまとめてみました。
何故この活本ズワイガニが美味しいのか?
理由その1:採れたてのカニを低温の佐渡海洋深層水に蓄養して身が締まりおいしくなる
理由その2:短期蓄養の間にも刺し身で食べられるようなお魚を餌として食べさせている
理由その3:活きたままの本ズワイガニを直送するので、到着しても元気に動いています
理由その4:発送時氷に直接入れず、佐渡海洋深層水に入れて発送するので足折れが少ない
どのくらい活きがいいか、写真ではお伝え出来ないので動画で撮影してみました。
佐渡海洋深層水に入った佐渡産活本ズワイガニ動画
今丁度旬の佐渡産活本ズワイガニはカニ好きの人ならぜひ味わっていただきたい。当館でもご予約いただければご用意出来ます。(予約時に活ズワイガニが食べたいとお申しつけください。)
佐渡産活本ズワイガニ・・・1匹12000円(税別)
当館から多田の佐渡海洋深層水分水施設までの地図