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魚道場 長浜荘の海鮮丼はぜひ食すべし

長浜荘

真野の長浜にある魚道場長浜荘に行ってきました。こちらは民宿でもあり、ドライブインでもあり、寿司割烹でもあり、お店に入ると大きな生け簀があるお店。ここの海鮮丼がボリューミーで旨い!という評判は前々から聞いていたのですが、地元で顔見知りのお店ってなんだか同業者が偵察しているみたいで入りづらいのもあり、なかなか来る機会がありませんでした。

いけす
おこぜ

普段から大きなバスが止まって団体さんも入るを見かけてはいたのですが、もちろん2人でも大丈夫。今回注文したのは海鮮丼とお刺身定食。海鮮丼はいろいろとランクがありましたが上の1900円にしてみました。ネタは季節によって変わると思いますが、寿司ネタでお馴染みのやつから、いごねりまでのっているではありませんか。そして、たまに海鮮丼を食べる時にアレ?って思うのがごはん。すし飯じゃない海鮮丼の時がたまにあるので、こちらはちゃんとすし飯でした。

海鮮丼

お刺身定食は1700円でこのボリューム。決して同業者だからサービスしたわけではありませんよ。普段からこのボリュームなのです。

刺身定食

ちなみに、並、上、特上の海鮮丼(別日に撮影)はこちら。
長浜荘の海鮮丼

オーナーの三浦さん、板場で忙しそうにしていたのにも関わらず、ご挨拶に来てくれました。お人柄もさることながら料理の味もボリュームも素晴らしい。

長浜荘 三浦幸二

魚道場長浜荘
〒952-0315 新潟県佐渡市大須1021-1
TEL 0259-55-2511

当館から長浜荘への地図

スーパーER農法の佐渡産無農薬レモン

無農薬レモン

佐渡でレモンが採れる!そんな話を以前からお聞きし、店頭でそのレモンが並んでいるのをお見かけして以来、いつか栽培している風景を見てみたい。そんな想いから役所やらJAやらに電話しつつアポを取って取材させていただきました。食に携わる人でも、実際に現場を知る人って少ないですからね。その食材がどんな人がどんな想いを込めて作っていらっしゃるか、採っていらっしゃるか、実際に見聞きすると食材に対する思い入れも自然と違ってくるのです。

無農薬レモン

ナビでも辿り着けない、赤泊の山を越えて細い道をグネグネと曲がりながらやっと辿り着いたその先に、ハウス栽培されたレモン畑がありました。この場所は日の当たる斜面にハウス栽培されているので、日照条件が良くレモンも育つのだそうです。この佐渡産無農薬レモンを栽培しているのが、「上野初男」さん。

上野初男

佐渡産無農薬レモンは、スーパーER農法という発酵食品をベースとした土壌改良材を散布するのみ。酵素と微生物のチカラによって土壌環境を整えることで、植物が本来持つ生命力を高め、根の張りや樹勢がよくなり、病害虫に強く、成長促進・収穫増・糖度増が期待できるのだとか。
今回お邪魔して撮影させてもらったのですが、レモンが木になっているのを見るのは初めて。店頭に並んでいるのを見るだけで、こんな風に育つのかと勉強になりました。

佐渡産レモン

特徴としては、果汁が濃厚でジューシーで実は小粒。レモン果汁を絞るとなると、結構な数が必要かも知れません。レモンの果皮は無農薬ですから安心して皮ごとジャムやレモンスライスなどで使えます。

レモンの花

レモンの花をざっと探したのですが、終わりかけのものがありました。白い花びらに黄色い雄しべなんですね。またお邪魔してレモンの花も見てみたいと想います。

無農薬レモン

このブログを見て上野初男さんのレモンを買いたい!という方もいらっしゃると思いますので、購入できるところをご紹介。いつもあるとは限りませんが、購入の際にはお電話でお問合せすると良いかと思います。

・新鮮空間「よらんか舎」 佐渡市千種68番地1 Aコープ金井店内
電話 0259-63-3538(9:00~20:00)

加茂湖のかき小屋あきつ丸

牡蠣小屋

先日加茂湖のほとりにあるカキ小屋「あきつ丸」さんにお邪魔してきました。
かき小屋の中は加茂湖で採れたかきの殻を剥いている真っ最中でして、次から次へと殻を開けて剥いていきます。

加茂湖は新潟県で一番大きな湖です。佐渡島は新潟県で唯一真牡蠣(まがき)の養殖をしているところなのです。(※佐渡島では他にも沢根で養殖してます。)牡蠣は通常2〜3年かけて大きく育ち出荷出来るようになるのですが、この加茂湖で育つ牡蠣は1年で出荷出来ます。また、加茂湖は汽水湖であり淡水と海水が混ざり合い、牡蠣の香りが磯臭くなく美味しく食べられるのも特徴です。

牡蠣のしゃぶしゃぶ

あきつ丸さんでは、牡蠣のシーズン中であれば一日前に予約するとカキ小屋でランチをご用意してくれます。この日頼んだのは、カキのしゃぶしゃぶや殻付き牡蠣の蒸したものも付いたコース料理で、一人4000円。他にも殻付き牡蠣食べ放題プランなどいくつかあるようです。

かき小屋のしゃぶしゃぶ

はじめにかきのしゃぶしゃぶをご用意いただきました。しゃぶしゃぶといっても、生食用ではないのでちゃんと火を通してからいただきます。

加茂湖の牡蠣

鍋に入れたあっつあつのカキをすくい上げ、佐渡産のポン酢でいただきました。これで二人分か!?というぐらいの量だったのでお隣さんのお客様におすそ分けさせていただきました。

カキの炊き込みご飯

テンポよく次々とお料理が運ばれてくるので、撮影しつつ食べつつ、しゃぶしゃぶしつつとこちらは大忙し。このカキの炊き込みご飯も絶品でして、あのカキの風味がしっかりついていて、ゴロゴロとカキの身も入っていて濃厚なお味を堪能。お漬物も美味しく、小鉢には牡蠣の佃煮がご用意されておりました。これまた美味しくてお隣のお客様はおかわりしていたぐらい。

加茂湖のカキフライ

後ろではパチパチと揚げ物をする音がすると振り返ってみると、カキフライをご主人が丁寧に揚げておりました。食べるのも忙しいし、撮るのも忙しい。そんな落ち着きのない客ではありますが、このカキフライはやばいですね。美味しすぎました。

カキフライ

大事なことですのでもう一度言いますが、このカキフライはめちゃくちゃ美味しいです。醤油でオーソドックスに食べても良し、中濃ソースでこってりで食べても良し、ポン酢でさっぱり食べても良し。カリカリのさくさくで油っこくなく、カキのジューシーさを閉じ込めた美味しい衣でした。
揚げたてのあつあつなので、やけど注意ではありますが。

牡蠣の味噌汁

そしてこれは人生初ですが、牡蠣の味噌汁。牡蠣のお吸い物などは食べたことはあったのですが、味噌汁の中に入っているのは初めて見ました。こんなにも牡蠣づくしで贅沢な食べ方をしたのも初めてです。

殻付き蒸し牡蠣

そして牡蠣の殻付きのまま蒸し上げたものを、ご主人が丁寧に開けていただき、ゆずを絞って食べます。もう既にお腹いっぱいな感じではありましたが、すべて平らげました。佐渡の牡蠣はスーパーに並んでいる時点で剥いてあるので、殻付きのまま食べることは滅多にないのですが、あきつ丸さんの牡蠣小屋に来れば、殻付きのまま購入も出来ますし、牡蠣小屋の中で食べることも出来ます。

おけさ柿

最後に佐渡の名産である「おけさ柿」。カキづくしのコース料理に相応しいデザートでした。

牡蠣に合う日本酒

お酒はもちろんソフトドリンクもご用意があり、中でもおすすめなのが「牡蠣に合う日本酒」とラベルにあるので、こちらが絶対おすすめでしょう。これと牡蠣のしゃぶしゃぶや、蒸し牡蠣などは合わないわけがないです。

かき小屋あきつ丸

前述に記載したとおり、ご予約が必要ですので前日より前にご予約することをおすすめします。また、舟で漁に出ていたりする場合もありますので、電話の繋がらない時間もあるかも知れませんので予約が取れるまでお電話してみてください。あっつあつの揚げたてカキフライがめっちゃ美味しいですよ。

かき小屋あきつ丸
所在地: 〒952-0021 新潟県佐渡市秋津976−1
電話: 0259-27-7603

当館からかき小屋あきつ丸さんへの地図