カテゴリー別アーカイブ: 山野草・トレッキング

佐渡の原生林トレッキングツアー(新大演習林)

原生林トレッキング

先日、原生林と杉巨木群トレッキング(外海府ルート)に行ってきました。
こちらは佐渡観光協会に事前に申し込みが必要です。最小催行人数が3人で、1日最高16人までの入山制限。
料金は一人8000円。ガイドは5~6人につき一人付くそうです。

今回は3名での参加。
佐渡島民たるもの、一度は拝んでおきたい天野さんが撮影した金剛杉等の原生林。
大佐渡石名天然杉と比較して、どのように素晴らしいのか。
この目で確かめたかったわけです。

出発の朝、8:00に外海府活性化センターに集合ということだったのですが、いろいろと支度で遅れそうな予感がしたので、事前に8:30に遅らせていただきました。
後で聞いたのですが、早朝の方が朝もやがかかり、幻想的な雰囲気で良いとお聞きしました。そういった融通がきくかどうか、お問い合わせしてみてください。

うちの車は人数も乗るし、ハイパワーの4WDなのでガイドさんを載せて、入り口超えて登山道の車でいけるギリギリまで車で行きました。
途中、ヘルメットを着用すべく、民宿かわぐちさんに立ち寄りました。
登山中に枝が落ちてきたり、滑って転んだ際の怪我防止の為だそうです。

登山道に入ると、早速ツチアケビなどの貴重な野生ランがお目見え。
ドンデン山には無い植生だなぁと。途中途中で花期は終わっていましたが、絶滅危惧種であるサルメンエビネや、クマガイソウなどにも出会い、守られるべくして守られている感じがしました。

この外海府ルートで一番最初に出逢う原生林が、「関の大杉
関の大杉

雪が積もっている時に、上部分を切り倒し、下部分だけが残っている巨木で、切られた上部には様々な植物が寄生しているようです。
周りには木道が敷かれ、根回り部分を人が踏まないように措置したそうで、近づいて撮影が出来ない感じ。木道からの距離は約3~4m。

新大演習林

道中には至るところに名も無き巨木の杉があり、目を奪われます。

寄生杉

今回の旅の目的でもある、金剛杉
天野さんが撮影して一躍有名になった、この樹齢500年超といわれる古代杉。
その迫力は圧巻です。
金剛杉

その横に鬼杉という牙をむき出しにしたような杉が鎮座。
これもまた素晴らしい巨木。鬼杉と命名されているらしいです。
鬼杉

途中車が通れるような道路に差し掛かり、そこを歩いているとまた巨大な杉が。
関越の仁王杉という看板が立てられています。
関越の仁王杉
関越の仁王杉

王様の小径という看板があり、そこを進むと大王杉や蛸杉などの奇形な古代杉、天然杉、がいっぱい。
王様の小径
王様の小径

大王杉
大王杉

人の通れる杉
通り杉る
通り杉

蛸杉
蛸杉
蛸杉内部
蛸杉

まだまだお見せしたい杉も沢山あるのですが、後は行ってからのお楽しみということで(笑)
今回のトレッキングは雨で関越の仁王杉から後は、足早にさほど撮影もせずに通りすぎてしまったものもいくつかあります。
ぜひ、その目で佐渡の原生林をお確かめください。

お申込みは、佐渡観光協会までお電話またはネットから可能です。
神秘の大自然 原生林と杉巨木トレッキング~外海府ルート~
神秘の大自然 原生林と杉巨木トレッキング~内海府ルート~
神秘の大自然 原生林ハイキング~千手杉ルート~ 両津発
神秘の大自然 原生林ハイキング~千手杉ルート~ 外海府発
電話:0259-27-5000(佐渡観光協会)
受付時間 8:30〜17:00

ツアー参加の際に当館にお泊りの際は、現地まで送迎も可能ですので、ご相談ください。

クマガイソウ、コアツモリソウ、ユウシュンラン レッドデータブックの絶滅危惧種に指定の三種に出会う

クマガイソウ群落

先日小佐渡の山でクマガイソウの大群生を見に行って来ました。
クマガイソウは新潟県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類に指定されている、希少植物です。
大型のランで、一時の野生ランブームで乱獲されてから、その数はどんどん減る一方。また、里山の手入れもされなくなってから、森が荒れて自生地の環境が悪くなってしまい、その数を減らしているようです。

この自生地は非常に環境が良さそうで、周りの植物の侵食もなく、木が生い茂って日当たりが悪くなるなどの心配も無さそうな場所でした。
120株以上のクマガイソウの大群落で、ほとんどの株が開花株で花を付けていました。
クマガイソウ

そこから一山超えたところに、コアツモリソウの群落地があり、足を伸ばして見に行って来ました。
このコアツモリソウもレッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
100株以上の群落地で、開花株は半分程。水はけの良い土地で沢から上がってくる空中湿度の高い場所に自生していました。
コアツモリソウ

おそらく人が入らないような山奥の自生地ですので、業者などが乱獲する恐れは無いかなぁと思います。
コアツモリソウ

また、道中で珍しいユウシュンランに出会いました。
こちらもレッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類に分類される貴重な植物。
一日にこれだけのレッドデータブックの絶滅危惧種に遭うとは・・・。
ユウシュンラン

一株しかありませんが、このユウシュンランはもともと群生するような植物ではないので、出会える確率も極めて低いのです。
また全国的にも個体数は少ないようです。

こんなレッドデータブックに記載されている植物たちに、気軽に遭いに行ける。
自然の豊かさを感じる佐渡でした。

佐渡の深山にオオサクラソウが咲いてました

佐渡のオオサクラソウ

佐渡のオオサクラソウを求めて、山の奥深く、谷を越え、沢を越え・・・撮影してまいりました。
前回会ったのは3年前のこと。また同じ場所に咲いているだろうか・・・と不安もありつつテクテクと歩き続けます。
佐渡のオオサクラソウ ブログ記事

途中マムシもいたり・・・沢で滑ったり・・・。
こんな滝など見つつ癒されたり。

滝壺

ようやくたどり着いたオオサクラソウスポットでみたものは・・・!
10株以上の開花株に、幼株もあちこちに発見!
今年の佐渡の雪解けが遅かったので、遅めに来てみたのですが、3~4日程遅かったようです。
ほぼ散ってしまってました。

そんな中咲いていたオオサクラソウを撮影。
オオサクラソウ
大桜草(オオサクラソウ、学名:Primula jesoana var. jesoana)

オオサクラソウ

そして恒例の葉っぱの裏を触って・・・うーん♪なんともあま~い良い香り。
この為だけにやってきました!って感じです。

葉っぱは大文字草に似た感じで掌状に7-9裂になっていて、葉っぱの裏側にフルーティな香りがあるのが特徴。
花時期は5月半ばぐらい。園芸種のサクラソウとは葉っぱは異なりますが、花はほぼ似たような色形です。
見つけたオオサクラソウスポットでは、滝の傍の水気のある半日陰で自生していました。

新潟県ではレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少種です。

今回ガイドしていただいたのは、岡崎山野草先生。
一緒に佐渡のトキソウを発見した、佐渡の山野草自生地の状況を知るエキスパートです。
オオサクラソウ発見

佐渡の深山に自生する絶滅危惧種オオサクラソウ
またあう日まで同じ場所で待っていてください。